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1593冊目 スリランカの赤い雨 生命は宇宙から飛来するか
スリランカの赤い雨  生命は宇宙から飛来するか (単行本)スリランカの赤い雨 生命は宇宙から飛来するか (単行本)
(2013/11/23)
松井 孝典

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評価:☆☆☆


 2012年11月13日、スリランカの人々の心胆を寒からしめる出来事が起こった。まるで血のような、赤い雨が降ったのである。そこには細胞状のものが含まれていたが、それは予想された藻類とは異なっていた。しかも、その直前にはどうやら隕石が落ちてきたようなのだ。となると、赤い雨と隕石の関係が予想されるのもそうおかしな話ではないだろう。

 奇妙な出来事は、もしかしたら異端とされる1つの説の正当性を示すものかもしれない。地球生命は宇宙からやってきたとする、パンスペルミア説を。

 宇宙空間に、生命の元となる化学物質が多数存在することは、観測から明らかになっている。アルコール、アミノ酸はその代表格だ。それらが彗星と共に地球に訪れ、生命の材料となったというところまでなら、私も受け入れていた。

 だが、本書で取り上げられる仮説は、もっと遙かに刺激的なものである。地球にやってきたのは生命の材料なんてチンケなものではなく、生命そのものだった、というのである。細菌の中には放射線への耐性が強いものがあるし、低温化においては紫外線による殺菌効果もキャンセルされる。つまり、最近は宇宙を渡ることができるのだ。

 それどころではない。インフルエンザのようなウイルスも、宇宙からやってきている。DNAの半数ほどはウイルスの遺伝子に由来することを考えると、進化にもウイルスが絡んでいるはずだ。

 パンスペルミア説の最大級に過激な姿がある。これだったらまだ、宇宙塵という膨大な数の中で化学反応がおこることで、まず起こるはずのない生命誕生という奇跡が起こったとする『生命の起源を宇宙に求めて―パンスペルミアの方舟』の方が説得力を持つかもしれない。もっとも、この本にも、その奇跡的に誕生した生命がハビタブルゾーンにある惑星に、それも隕石重爆撃期をくぐり抜けて今に生命を繋いだというのは出来すぎと思うが。

 こうした仮説を裏付ける証拠も無いわけではない。宇宙塵を観測すると、凍結乾燥させた細菌と同じ吸収波長を持つというのだ。単なる妄想として片付けられる話ではない。

 しかし、天然痘やらインフルエンザを宇宙から来たとするのは無理がありすぎる。進化の全てをそれで説明するのも。

 新大陸を破壊し尽くした西欧人達が使った武器の1つが、天然痘だった。免疫の無い先住民たちはバタバタと倒れていった。島によっては全滅したところもある。宇宙からやってきたウイルスが地球上にまんべんなく降り注いだと仮定すればあり得ない現象である。それすら気が付かないほど、私は無知ではない。

 あるいは、1400世代にもわたって暗闇で継体飼育したショウジョウバエは、暗闇への適応を強め、通常の個体と交尾しようとしなかったという。まさか、暗闇で育てたショウジョウバエにだけ選択的に宇宙からやってきたウイルスが感染した、なんて寝言は言わないよね?

 確かに、パンスペルミア説には魅力がある。しかし、まだまだ根拠は薄弱であり、信じるには足りないというのが私の結論だ。遺伝子の変異のスピードから生物の分化の時期を辿れることも、ウイルス進化説には不利だろう。

 しかし、それでもパンスペルミア説は科学足りうる。彗星からのサンプルリターンで、細胞を見つけてくれば良いのだ。だから、このミッションが成功して一定量のサンプルが得られた時に、白黒ハッキリする。だから、それまでは科学である。

 パンスペルミア説が間違いだとしたら、赤い雨の正体は何なのだろう?まるで細胞のようでありながら、リンを含まない(つまり、地球型の生物ではありえない)、しかも細胞壁にはウランを含むという。細菌類が風やら何やらで遥か上空に巻き上げられたのが何らかの理由でまとめて降ったのだろうか?砕け散った波の波濤から、水分が蒸発して塩分が遥か遠くまで運ばれるように、自然現象で十分に説明できると睨んでいるのだが。

 こうやってみると、まだまだ解かれるべき謎は多く残っているのだなと思って嬉しくなる。


関連書籍:
生命の起源を宇宙に求めて―パンスペルミアの方舟 (DOJIN選書36)生命の起源を宇宙に求めて―パンスペルミアの方舟 (DOJIN選書36)
(2010/11/20)
長沼毅

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生物・遺伝・病原体 | 2014/12/06(土) 19:28 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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