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1578冊目 雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史
雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史
(2009/10/23)
マイケル・ポーラン

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評価:☆☆☆☆


 肉を食う。それには前提が必要だ。動物の死、という。

 この上下巻ノンフィクションが我々に語りかけているのは、突き詰めていけばこの現実である。だからこそ、胃酸のpHが異常値となってゲップすら満足にできない状態で肥育される牛。ストレスで共食いすることを防ぐために嘴を切り取られ、外を眺めることも無いままに殺されていく鶏。狭い空間に閉じ込められ、互いの尻尾に噛み付かないように断尾される豚。

 安い肉は、こうした無理が無ければ得られない。製造業に属する人なら分かるだろう。高いのは人件費なのだ。コストを抑えようとしたら、どうしても人手の介入を避け、工業的に行うしか無い。

 上巻が、こうした食欲を失いそうな現場の紹介なら、下巻は別の可能性を探る人々の話である。

 極めて乱暴にまとめてしまうのであれば、それは地産地消と有機農業ということになるのだろう。このような仕組みは上述の過酷な動物の生とはかけ離れた地平に存在する。さほど驚くべきではないだろうが、栄養分の質も量も異なる、という。その分、コストは上がるが。

 肉食について、色々と考えさせられる。菜食主義者がかつてなく増えているというのも分からなくはない。しかし、一方であの味わいは我々を捕らえて離さない。とりあえず、余り安い肉を食べたくはなくなるし、頻度も減らそうか。

 こうした行為につきまとう血生臭さを嫌う人々が菜食主義になるのは構わない。しかし、彼らのうちの過激派は、肉食動物が捕食することですら悪だと断じるようになると疑問しか残らない。『捕食者なき世界』に記された、非捕食者の天国に見えるところは決して自然が豊かで済ますことなどできない現実を知れば、特に。

 閑話休題、肉を巡る旅のクライマックスは、著者が狩りにでかけるところである。食べる分だけを狩るのであれば、それは全く悪いことではないと思う。スポーツハンティングなんて糞食らえと思っているけれども。ともあれ、その模様を知ることができたのは有りがたかった。

 その後、狩猟採集の後半を占める行為として、キノコ狩りの模様を経て、著者は自分が関わったもので料理をつくる。スローフードの極致というべきその食事は美味しそうで、仲間と共に楽しむところに、人類の営みが凝縮されているように思えてならなかった。食べるという行為は仲間とともに楽しむものなのだ。糧を得られたことに感謝しながら。

 まずは、一食一食を味わって食べるようにしよう。肉も、野菜も。雑食動物であることに感謝しながら。
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ノンフィクション | 2014/11/18(火) 19:12 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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