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1549冊目 役に立たない日々
役にたたない日々 (朝日文庫)役にたたない日々 (朝日文庫)
(2010/12/07)
佐野 洋子

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評価:☆☆☆☆


 『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんのエッセイ。晩年になってからのもので、自分をババアと読んでいるのであるが、これが確かに近くにいたら☓☓ババアと呼びたくなるかも知れないと思わせる(笑)

 満州で過ごした幼少時代(彼女の父親は満鉄に勤務していたそうである)、誰もが貧しかった青春時代、これまでに出会った変わった人たち、親との確執、本ばかり読んできた人生を、特有のシニカルな視点で語る。

 なにせ本ばかり読んできた著者のこと、知っていることは多いはずだ。それなのに、自分は何も知らないと繰り返す。そこから導き出されることはたった1つ。彼女は、知っている、知らないということを、物凄く深い意味で使っているということだ。そして身につまされる。自分は知ったつもりになっているが、実は何も知りはしないのだ、と。

 学生時代の思い出が、淡々と、しかし熱く語られるのが良い。彼女にひたすら絵を描かせた男。あるいは、本を貸してと頼んだら「買えば」とそっけなく返した女。あるいは、寮の食堂へこっそりと忍び込み、パンを取ってきて食べてしまったこと。私ももう人生を半分は終えたような気がしなくもないのだが、思い出といって出てくるのは愚かだった学生時代のことばかりだ。惜しむらくは、愚かであるということに関して言えば、それが過去形で留まらないところが残念である。

 閑話休題、著者がそうした思い出をとても大切なものとして抱えてきたことが、文章の端々から感じられる。だからこそ、そこに哀切を見出してしまう。

 その一方で、決して満ち足りた少女時代を送っていたわけではなさそうだ。実際、母親との確執について、繰り返し書かれる。と言っても、具体的に仲が悪かったことを書くわけではない。年をとってボケた母親を許せるようになったとことあるごとに書くことで、それは示される。そういえば西原理恵子も、人生に大切なのは仕事と家族だが母親は家族ではないと切って捨てていた。

 また、彼女は自然を愛している。毎年毎年、植物の育つスピードに驚き、感動すると綴る。北軽井沢という、軽井沢とは別世界の田舎の暮らしを、それも冬を愛していると宣言するのである。恐らくはそれと全く同じ視点から、月に人類が到達したのは面白くないそうだ。この点に関しては、私と全く思想が違う。

 全体的に、恐らく私と彼女は違う星の人間のように、互いに認め合うことはできないのだろう。恐らく、彼女は私が興味を持つあらゆることに興味を示さないと思う。それなのに、エッセイをそれなりに楽しめたのは意外で楽しかった。

 ただ、何度も同じ話が出てくるのはちょっと興ざめ。雑誌の連載で読んでいた人は何週間あるいは何ヶ月ぶりに目にするであろうから、"そういえばそんなこともあったっけ"と思うかもしれないが、まとめ読みをすると、さすがの私でも忘れないタイミングで同じ話が繰り返される。編集のしようがあったと思うけどなあ。

関連書籍:
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
(1977/10/19)
佐野 洋子

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エッセイ | 2014/10/11(土) 23:24 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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