カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1547冊目 内科医からみた動物たち―カバは肥満、キリンは高血圧、ウシは偏食だが…
内科医からみた動物たち―カバは肥満、キリンは高血圧、ウシは偏食だが… (ブルーバックス)内科医からみた動物たち―カバは肥満、キリンは高血圧、ウシは偏食だが… (ブルーバックス)
(2002/01)
山倉 慎二

商品詳細を見る


評価:☆☆☆


 "カバは肥満、キリンは高血圧、ウシは偏食だが…"という惹句が好奇心をくすぐる。しかも、「内科医からみた」という、依って立つ視点を明確にしているところもポイントが高い。さあ、医学的に見たら動物たちはどんな意外な顔を見せてくれるのだろうか?

 と、期待をして読み始めたのであるが、むしろ哺乳類の紹介になってしまっていた。

 確かに、カバの肥満については、体を大きくすることで体温を保ちやすくする(恐竜も同じように巨大化することで雰囲気温度の影響を受けにくい慣性高温を得ていた)ためだというが、それって、内科医じゃなくても分かるように思うのだが。。。キリンがあの高い脳に血液を送り込むために300mmHgという恐ろしいほどの血圧をしていて、それゆえに水を飲むために頭を下げると今度は脳に血液が集まりすぎてしまうリスクが有る。素晴らしいことに、網状血管と呼ばれる血管網が見事に血圧を分散させてくれるというのだが、これも類書には必ず載っている話だよねえ。

 内科医から見たと謳っているが、そうした視点から書かれた記事が占める分量が実際には極めて少ないことを考えると、タイトルに偽りありと思わざるを得ない。内科医だからこそ書けることを中心に据えないのであれば、正直に申し上げて、内科医が書いたから、だから何?ということになる。

 というわけで、タイトルから受ける印象を捨てて、改めて本書を見てみよう。特筆すべきは、取り上げる動物の多様さである。カバ、キリン、ウシはサブタイトルにもあるから当然出てくるとして、ウマやイヌ、ネコ、パンダ、コアラにカンガルーといった動物園の人気者も軒並み顔を揃える。それだけではない。海に住む哺乳類、クジラ、イルカ、アシカ、アザラシらも取り上げているし、ビーバーやバク、ハイエナ、マングース、ヤマアラシ、センザンコウ等の比較的マイナーな動物も顔を出す。

 オポッサム、タスマニアデビルなんてまず見ることは無いだろう。しかも、きっちりカモノハシまで取り上げているところは嬉しい。ツパイという動物は、哺乳類にもかかわらず、授乳はなんと2日に1度、それも5~10分くらいで、親は他には何も面倒を見ないというのには心底驚いた。哺乳類は子の数を減らす代わりに手間をかけて死ぬ数を減らすというK型戦略をとっているわけだが、これでは長い妊娠期間にも関わらず子が死にやすいではないか。ううむ、戦略の幅の広さを感じさせる。

 有袋類がアメリカ大陸発祥の可能性があるというのは不勉強で知らなかった。オポッサムがその証拠の一端を担っているそうであるが、そうか、オポッサムは有袋類だったのか。他にも、知らなかったネタが多数ちりばめられていて、読むのは楽しかった。

 が、どうにも専門外のことに余計な口をはさみがちなのは頂けない。先ほどのツパイの項で"近頃、ヒトの中にも子育てのできない親が増えてきている"(P.229)なんてことを書いてしまうけど、乳幼児の殺された数は今が統計上一番少ない時代である。他が面白いだけにがっかり感が半端ない。

 と、残念なところはあるが、哺乳類の多様性と生態を手軽に知ることができるのは嬉しい。動物好きはきっと楽しめると思う。
関連記事
スポンサーサイト

生物・遺伝・病原体 | 2014/10/08(水) 19:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。