カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1536冊目 わたしたちの体は寄生虫を欲している
わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)
(2013/07/25)
ロブ・ダン

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆☆


 パスツールやコッホといった、細菌学の分野における知の巨人たちが活躍して以来、病気の背後には病原体があり、病原体を除くことが健康になる道だと思われるようになってきた。上下水道の完備に代表される清浄化によって、コレラやペストといった多くの病気は一掃された。

 しかし、病原体を周りから追い払い続けてほぼそれを達成した現在、ヒトは健康になっているのだろうか?自己免疫疾患や激しいアレルギーは、発展途上国ではほとんど見られない。清潔なはずの都市部でこそ、患者が多いという不思議な矛盾がある。その背景に、我々の役に立つ寄生虫までをも追放してしまったことがあるとしたら、どうだろう?

 本書の扱う範囲は、寄生虫に限らない。産業革命以降の人間社会の急激な変化に、人類の体が付いて行けていないということを広く論じている。

 実際、上記のアレルギーやら自己免疫疾患に対して、敢えて寄生虫に感染することで症状を大幅に緩和できた事例は広く知られている。日本では寄生虫博士こと藤田紘一郎博士が同様の主張をしていることで知られているが、本書で驚いたのは、多発性硬化症にも寄生虫感染が効くかもしれないという知見である。難病に、思わぬ治療法が現れたかもしれないと思うと、胸が熱くなる。

 また、本書では盲腸が細菌の隠れ家として利点を持つ可能性だとか、牛乳を消化できるようになった経緯だとか、人類の辿ってきた遥かな歴史を感じさせる仮説が多いことも、読んでて楽しい点である。

 俄には信じ難いような仮説が、それを補強する証拠によって徐々に固められ、気がつけば"そうだったのか!"と思ってしまうのは快感だ。しかも、牽強付会という感じを受けないのは、証拠を丁寧に積み重ねた証拠だろう。

 しかも、本書はただ単に刺激的な仮説を提示しているだけではない。人類の未来、健康といった、幸福に係ることにも重大な影響を及ぼすであろう対策を提示しているのである。お腹に2、3メートルのペットを飼うのがぞっとしないアイディアであるというのには同意するが、本書で語られているのはそれだけではなく、もっとずっと多くのアイディアだ。きっと、読んでいてワクワクしてくるはず。読んでいて楽しい科学書だ。

 実に読みやすいと思って、訳者を確認したら野中香保子さん。彼女の腕には感服するばかり。また面白い本を訳してください!


関連書籍:
捕食者なき世界 (文春文庫)捕食者なき世界 (文春文庫)
(2014/05/09)
ウィリアム ソウルゼンバーグ

商品詳細を見る
関連記事
スポンサーサイト

生物・遺伝・病原体 | 2014/09/26(金) 19:04 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。