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1532冊目 協力と罰の生物学
協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)
(2014/05/23)
大槻 久

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評価:☆☆☆


 弱い生物が生き残っていくには幾つかの戦略がある。天敵に襲われないように背景に紛れ込んだり、食べられるよりも早いスピードで次世代へ命をつないだり、とにかく数で勝負したり。そうした戦略の中に、協力がある。

 本書はまず協力を取り上げる。窒素を必要とするが自分では生み出すことの出来ない植物と、栄養素は生み出せないが大気中の窒素からアンモニアを作ることができる根粒菌が協力し合い、根に住み着いた根粒菌へ植物は栄養を与え根粒菌は窒素分を与える。こうした関係を相利共生というが、これがなかなか面白い。

 同じ例で広く知られているのが、お掃除魚。彼らは大型魚の体から寄生虫を食べて除いてくれる。だから大型魚は彼らを食べない。自らの安全を確保しながら食料まで得てしまうちゃっかりっぷりが面白い。残念なことに、ミツバチの巣のありかを人に教えてくれる鳥、ミツオシエは話題に上がっていなかったが、別種の生物同士が協力しあって生きているのは進化の妙を感じさせるではないか。

 他にも虫媒花と昆虫の共進化、ミツバチの共同子育て、粘菌の不思議なライフサイクルと、生物同士の協力を初めて知る人には格好の例が多く載っているのが魅力。

 だが、協力しあう生き物がいれば、そこに付け込む者もいる。例えば、アリのコロニーで働かずに自分の子供を生んでしまう個体が現れる。ハチも同様に、巣に寄生してしまう個体がいる。彼らだけを集めると、働く者がいなくなってコロニーは崩壊してしまう。それでも、この寄生者(フリーライダーと呼ばれる)は、普通の社会にいる間には有利であるため、消えることはない。

 寄生者ばかりが有利なのかというと、そうではない。フリーライダーを見分け、彼らに罰を与えるように社会は進化してきた。この罰については、人間を被験者にした様々な心理学的な実験とその解釈が載っているのも素敵だ。特に、罰を与えている人の脳内では報酬系と呼ばれる部分が活性化しているとういのは、復讐は蜜の味という金言の背後にある生理的な理由を感じさせてくれる。

 協力があって、そのために罰があるという組み合わせ。協力の背後には罰という強制力があるから、我々は互いに協力しあうことができるという面白い視点も与えてくれるので、入門書としてうってつけである。
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生物・遺伝・病原体 | 2014/09/22(月) 10:13 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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