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![]() | 生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868) (2012/07/20) 西原 理恵子 商品詳細を見る |
評価:☆☆☆☆
ブクレコのオフ会で、本の交換会をやったのですよ。私が持っていったのはケン・グリムウッドの傑作、『リプレイ』。そして、頂いたのがこちら。久々の西原理恵子だ。
この本、西原理恵子がまじめな人の悩みにアドバイスをするというもの。サイバラの助言を仰ぐとは世も末だ(笑)。だって、あの人は高校卒業を控えて飲酒で退学させられたりアル中の旦那に散々苦しめられたりと、とても相談しがいがあるようには見えないでしょう?(笑)同じ失敗をしたいなら役に立つかもしれないけどさ。
妻が太ってしまったのを痩せさせたいという男性には自分は結婚出産後に林真須美そっくりになったと言い、彼女のアソコが臭いと訴える男には病院に連れて行って、"で、無事治ったら、しっかり舐めてください。舐めないと捨てられますよ"と参考になるのかならないのかさっぱり分からないが強烈なことだけは分かる助言を与える。
親と仲良くできないと嘆く相談者には、自分も親は大嫌いだと言い放ち、挙句の果てに"一番大事なのは、家族と仕事でしょう。私、その家族に親は入ってないから"と断言する。子供のエロ本は放っておけと(全くもって同感な)ことを言うかと思えば、夫の携帯に女性からの怪しいメールが来ているのを見てしまったという女性には浮気がダメなら病気もダメなの?と聞いてしまう。
全体的に、いつものサイバラのノリの、下品でしょうもない助言をしているのだが、それが妙に笑える。なにせ、彼女の周りには変人が勢揃い。サイバラの口から彼らの話が出てくるのを聞いているだけで笑ってしまうレベルだ。ついでに、相手に依存していると見た相談者には、かなり厳しい言葉を投げかけているところも良い。
結局、真面目な人生相談というよりも、サイバラという一個の突き抜けた個性を持つ人物が社会に対して抱いている感情を相談を通して眺めるという感じ。その突き抜けっぷりが半端ではないのを楽しいと思うか、下品さにげんなりするか、であろう。
自分では決して選ばない本なので、こうした機会があっても良いかな、と思った次第。でも、当分課題本は良いかな(笑)
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