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1527冊目 ガガーリン
ガガーリン ----世界初の宇宙飛行士、伝説の裏側でガガーリン ----世界初の宇宙飛行士、伝説の裏側で
(2013/07/23)
ジェイミー・ドーラン、ピアーズ・ビゾニー 他

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評価:☆☆☆☆☆


 1961年、ボストーク1号に乗って人類で初めて宇宙に飛び立ち、弱冠33歳で訓練飛行中に事故死した伝説的な宇宙飛行士ガガーリン。

 ここまでは、宇宙開拓史に興味がある方なら知っているかもしれない。しかし、その他のことはどうだろう?全く知らない。読み始めたところ、これが実に興味深い。

 独ソ戦の中、幼いユーリ少年は排気口の中にジャガイモを突っ込んで車を動かなくさせるといった対独破壊工作を行い、弟を殺されかけるといった経験を重ね、そして青年になって金属工場へ働きに出る。とても後に宇宙飛行士になるとは思えない経歴だ。だが、そこで熱心に働いたため、技術学校へ進み、やがてパイロットになると、2200名からわずか20名ほどしか選ばれなかった、パイロット候補生に選抜される。

 この前半生だけでも波瀾万丈であるが、やはり面白くなるのはここからだ。ソ連の宇宙開発を引っ張ったコロリョフや、後に人類初の宇宙遊泳を行うことになるレオーノフといった、宇宙開発史に燦然と輝く人々が次々と登場する。

 彼らとの関係の中で、ガガーリンの温かい人柄と克己心に満ちて常に努力を欠かさなかった生き方が、彼の成功を導いたことが分かる。後に有名となった後も、周りから英雄視されることを好まず、威張ることも無かったという。

 特に、ソユーズ1号の悲劇的な事故について、彼のとった行動は感動的ですらある。もともと、ソユーズ1号には帰還時にパイロットを十分に守れないという致命的な欠陥があることが分かっていた。だが、ソ連の官僚主義社会は、ロケット発射に向けて突き進む。ガガーリンは懸命にそれを止めようとし、最後まで彼にできることは何でもやったそうだ。それが彼の権威の失墜につながるかも知れずとも。

 人命が掛かっていることが事前に分かっていても、それでも事故に向けて突き進む様には血の通わぬ官僚社会の恐ろしさをつくづく感じる。

 他にも事故は続く。高酸素濃度下での火災でソ連でも死者が出ていたのは知らなかった。まるで、アポロ1号の悲劇を先取りするような話だ。アポロ1号では、アメリカ人初の宇宙遊泳者エド・ホワイトを含む3名が焼け死んだ。

 また、ガガーリンの乗った船も高速回転に陥って危うく意識を失うところだったというのも知らなかった。こちらについてはアームストロングの乗った宇宙船ジェミニ8号でも、スラスターの不具合から同じような回転に陥ったことがあって、アームストロングは自身の判断でミッションを中止し、地上に戻っている。宇宙開発には同じような苦労があるんだとしみじみ。

 宇宙開発史に興味がある人には垂涎のエピソードが沢山盛り込まれており、一気に読んでしまった。そして彼の悲劇的な最後。その真相は今に至っても全てが明らかになったわけではないが、その解決に上述のレオーノフが活躍したことが意外で読み応えがあった。因みに、レオーノフについては彼自身も著者の1人である『アポロとソユーズ―米ソ宇宙飛行士が明かした開発レースの真実』が抜群に面白いので興味がある方には強くお勧めしたい。

 最後に、彼に関するお気に入りのジョークを引用して終わりにしよう。

ガガーリンは愚かだ。宇宙に出て地球を1周したのに、よりにもよってソ連に帰ってきた。



関連書籍:
レッドムーン・ショック―スプートニクと宇宙時代のはじまりレッドムーン・ショック―スプートニクと宇宙時代のはじまり
(2009/01)
マシュー ブレジンスキー

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アポロとソユーズ―米ソ宇宙飛行士が明かした開発レースの真実アポロとソユーズ―米ソ宇宙飛行士が明かした開発レースの真実
(2005/05)
デイヴィッド スコット、アレクセイ レオーノフ 他

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ノンフィクション | 2014/09/17(水) 18:51 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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