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1526冊目 共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊
共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊共謀者たち 政治家と新聞記者を繋ぐ暗黒回廊
(2012/12/04)
河野 太郎、牧野 洋 他

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評価:☆☆☆☆


 どうして日本のメディアはこうもだらしがないのだろう。朝日新聞が従軍慰安婦や吉田調書について散々捏造した挙句にようやく過ちを認めたこと、ではない。あれはあれで問題なのだが、特定のイデオロギーを事実に優先させたことと、朝日新聞のねらいは「慰安婦」ではなく「国家賠償」だったという池田信夫さんの記事を見れば、まあ事情は理解できる。納得は出来ないけど。

 だが、もっと深いところに病根はある。それは、報道のあり方という、マスメディアとしての骨格を為す部分にまで食い込んでいるのだ。本書を読めば、日本のメディアのどこに問題があるのか、実によく分かる。

 例えば、日本の報道で、政治家について書かれている記事を思い浮かべて欲しい。政局の話ばかりなのに気が付かれるだろう。語られなければならない政策については、全く理解できないようになっている。

 かつて立花隆さんが田中角栄の金脈を暴いたとき、田中の取り巻きとなっていたジャーナリストたちは、「あんなのは誰でも知っている」と嘯いた。そう。彼らは知っていた。彼が政治家という立場を利用して巨額の私利を得たことを。ロッキードだけではない。貧乏でラーメン代にすら事欠いていた人物が立場を利用して一等地に豪邸を構えるようになるというのはグロテスクだ。しかも、列島改造論は猛烈なインフレを生み、国民生活はむしろ厳しくなって支持率を落としたというのに。(巷間囁かれる、ロッキードで失脚したというのは事実ではない。1972年の就任当初は70%という驚異的な支持率を誇ったが、73年には30%以下に落ち込む。立花隆の批判が出たのは1974年の10月)

 記者たちは田中の取り巻きとして田中の情報を知り尽くしていたのに、それを国民のために使おうとはしなかった。権力と馴れ合うことによって、自らも出世街道を歩んだ1人が渡辺恒雄である。彼は自分のライバルとなり得る有能な同僚を尽く追い出して無能な人だけで社内を固めたと言われる。

 閑話休題、彼らは情報を権力から得ることを、主要な情報収集の手段としている。ということは、彼らに権力を批判することはできないということだ。本書ではそれが繰り返し繰り返し批判されている。そして、著者の1人で、元日本経済新聞編集者、後にアメリカに渡った牧野氏が、アメリカのジャーナリズムと比較して日本の足りないところを指摘し始めると、彼我の差に溜息しか出なくなる。何も欧米を礼賛しようとは思わないが、それでも、権力から情報を貰って垂れ流すのを恥じる姿勢や、内部告発者はなんとしてでも守るという気概、知る権利を守るために戦う姿は、日本のメディアには存在しない。

 悪名高い記者クラブ(こいつのお陰で、事実上どの新聞も官の情報垂れ流しに堕してしまう)批判を始めとして、重い批判が続く。メディア関係者はきちんとその批判に答えて欲しいし、我々情報消費者もこうした事実を知って、メディアを厳しく見なければならないだろう。

 反原発である理由を明かさないまま、原発稼働は反対だと言い続けるところはいただけないが、その他の点では勉強になることが多く、とても参考になった。

 また、政治関係では完全にネット後進国となっているのに風穴を開けようとする人々の姿や、ネットが従来のメディアの情報独占体制を崩そうとするところにも未来を感じさせる。そうした点からも貴重な提言が多いので、政治家諸氏にも是非読んでいただきたいものだ。
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ノンフィクション | 2014/09/13(土) 19:35 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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