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1519冊目 職業は武装解除
職業は武装解除職業は武装解除
(2011/09/20)
瀬谷ルミ子

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評価:☆☆☆☆


 世界のあちこちで紛争は起こっている。戦闘が停止したとしても火種はくすぶり続けるため、社会は不安定になりやすい。だから、それらの地域では戦いが再燃しやすいのだ。タリバンの復活が囁かれるアフタにスタン然り、宗派間の争いがのっぴきならない状況のイラク然り、和解の道筋が見えない中東問題然り。

 松本仁一さんの『カラシニコフ』にあるように、安価でメンテナンスが楽というカラシニコフを筆頭に、殺傷力の高い武器が社会に出回っているため、火種を煽って再び乱を起こそうとする人々は有利だ。だが、それで苦しむのは、常に力のない人々である。

 だから、紛争が終わった地域では武装解除を進めることが重要になる。それによって社会から武器を無くし、不安定な社会を変えていく。『武装解除 -紛争屋が見た世界』でその必要性を教えてもらったものだが、ここにもう1人、武装解除に全力で取り組む邦人がいる。1994年のルワンダの大虐殺。その報道写真を見たことがきっかけとなり、最終的にこの道へ進むことになった著者である。

 彼女がどうして武装解除を職業に選んだのかを皮切りに、ルワンダ、シエラレオネ、アフガニスタン、コートジボワール、ソマリア、ケニア、南スーダン、バルカンと、それこそ世界中の紛争地帯を仕事場にしてきた人だから語ることのできる、迫力たっぷりの話にぐいぐい引き込まれる。本当に人々が必要としていることは何か?どのようにしたら平和を取り戻すことができるのか?

 中には痛ましい話も沢山ある。シエラレオネの反政府軍RUFは残忍なことで有名だが、彼らは恐怖で支配するために人々の手首から先を切り落とした。両腕とも。また、少年兵を使い、彼らが反乱軍から抜けられないように故郷の人を殺させた。こんな酷い目にあった人々を、加害者とともに生きる社会に統合していくのは至難の業だ。

 武装解除は、このような戦闘中の犯罪行為を罰しない。罰されると分かって武装解除に応じるような阿呆はいないから。だから、被害者と加害者は、例え仲良くは出来なくとも、一緒に生きていかなければならないのである。

 著者が手探りで選択を重ねていく姿に胸を打たれる。

 かといって、重苦しい話ばかりではない。ソマリアでは現地女性とガールズトークで盛り上がり(曰く、あちらで人気の男性は国連職員か海賊との由)、泥棒相手にいきり立つ人々には自分たちは紛争予防センターだから平和的に解決して欲しいとボヤき、シエラレオネでパキスタン軍の兵士からセクハラを受ける。そこではパキスタンの軍人はヒゲを剃るのに上官の許可が必要という一生役に立たないトリビアを身につけたそうであるが。

 と、こうした話を間に挟むことで、ともすれば暗澹としがちな本を希望の見える方向へ導いている。

 彼女たち、武装解除に取り組む人々のお陰で、世界は少しずつ良い方向に向かっているはずだ。いつか、全ての紛争が終わり、こうした存在は不要となることを願ってやまない。


関連書籍:
カラシニコフカラシニコフ
(2004/07/16)
松本 仁一

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武装解除  -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)武装解除 -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)
(2004/12/18)
伊勢崎 賢治

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ノンフィクション | 2014/08/31(日) 19:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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