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1499冊目 コンゴ・ジャーニー〈下〉
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(2008/04)
レドモンド オハンロン

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評価:☆☆☆☆


 相棒のラリーはアメリカに戻り、著者は雇ったアフリカ人たちと更に奥地を目指す。謎の怪物が待つかもしれないテレ湖へ。

 しかし、ここで問題が起こる。ずっと案内をしてきたマルセランが、どうしてもテレ湖には行きたくないというのだ。彼はかつてテレ湖を訪れた際、近隣の村で賄賂を要求されていた。公務員の掟により、その事実をしっかり報告書に書いてしまったせいで、村長の息子は逮捕されたという出来事があったのである。

 いや、それだけだったら良いのかもしれない。しかし、ここはアフリカだ。そして、その村は、ちょっと気に食わない相手がいれば殺すのなんか当たり前、という北斗の拳な世界であった!つまるところ、マルセランはその村に行けば殺されてしまうかもしれない。まったく、なんちゅう国だ。

 マルセランを宥めすかして何とかテレ湖に向かう著者ら一行。その間にも、日本における旅からしたら想像もつかないことが色々と起こる。賄賂を要求されるのは当たり前、同行の人々は、村に着けば必ず娼婦のもとへ通い(それがとんでもなく安い)、実際に著者の目の前でも性病にかかる。で、しっかり薬を貰っておきながら、お前の薬は効かない、呪いのほうがずっと効くなどと憎まれ口を叩く。

 なぜアフリカでエイズが猛威をふるうのか、その一端が見えた気がした。タダ同然で体を売る女たち、セーフセックスなど考えもしない男たち。教育がどれほど大切か、しみじみと実感する。

 どう考えても謎の生物を見つけることはできないと思うのであるが、それなのに著者はテレ湖の怪獣と思われるものの正体を推測するところまで辿り着く。時に呪術を深く信じる人々に莫迦にされながらも(笑)

 旅の途中、アフリカ人の同行者たちがみな呪いを信じるのを醒めた目で見る著者へ、マルセランが激高するところが面白かった。

 「信じていようがいまいが、おまえの頭の中にはあるんだよ。おれはずっと考えてきた。(略)おまえらは理性と科学の人間で、昼は白人のもの、夜がアフリカ人のものだと言う。確かに、おれもそう思うよ。おまえらは自動車を作り、モーターボートを作り、飛行機を作った。おれたちは作っていない。だが、おまえらの三位一体ってのはいったい何なんだ。一つの体に三つの神様?それに精霊なるものはどこにでも行けるんだって?翼を生やして、頭からぴかぴか光を放っている何千という霊もいるな。あれはいったい何なんだ。それにあの邪悪な動物は?ヤギみたいな足をして、長い尻尾の末端が二つに割れているというやつ。自分でもそんな有象無象を抱えていて、よくアフリカ人をあざわらえるものだ。言ってみろよ。それのどこがボロより優れているんだ。それのどこが科学的なんだ。(略)」


 一緒に旅をしていても、同行者はこうした想いをずっと抱いてたのだと思うと、彼我の間に横たわる様々なものの大きさに気付かされる。

 著者の視点から語られる、アフリカ人のいい加減さ、迷信に惑う様、そして暴力が身近にある社会に、つい非文明の社会を見てしまう自分がいるのは事実だ。だが、そう思ってしまうのは、我々が著者と同じ側の社会にいるからに過ぎないからかもしれない。著者と同じたぐいのいい加減さ、迷妄、暴力に慣れていて、アフリカ人のそれには慣れていないだけなのかも。

 あと、この巻の見どころは、ゴリラの子供と共に旅をするところだろう。子供のゴリラが単独で動くことはあり得ない。ということは、違法行為になるが、母ゴリラが殺され、子供が独りぼっちになってしまったということを示している。そして、野生で子供のゴリラが生き延びる機会など、万に一つもない。だから、著者は自分が母親代わりになって、ゴリラの保護区まで赤ん坊ゴリラを連れて行こうとするのである。

 このゴリラとの珍道中もまた面白い。ゴリラに向かって著者が語りかけるウンチクにもしびれる。

 取り留めもない旅で、起承転結があるわけでもなく明確なゴールがあるわけでもない。それなのに、どうしてか面白い。どのようにして旅が進んでいくのか、楽しく読み進めるうちに読み終わってしまった。

 気になることといえば、結局ゴリラの赤ちゃんはどうなったのか?ということかな(笑)
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ノンフィクション | 2014/07/29(火) 19:44 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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