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1496冊目 三国志 第十一巻
三国志 第十一巻三国志 第十一巻
(2012/09/15)
宮城谷 昌光

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評価:☆☆☆


 三国志は人気があると言えども、孔明が死んだらそこで終わりである。蜀が、魏が、そして呉が滅んで晋が統一するという流れは知っていても、その間となるともう完全にマイナーな世界になる。恐らく、その理由はこの11巻の時期にあると、私は思う。

 暗い時代だ。いや、三国志自体が、東アジア全域を覆った寒冷化とそれに伴う農民の流動化に端を発する戦乱の時代で、実は暗い時代なのは分かっている。しかし、それでも英雄豪傑が戦場を疾駆し、知謀の士は謀略を競い合う、どこか陽性なところがあった。だが、ここではその陽性さは姿を消し、多くの人の命は掛かっているものの陰険な政治的策謀ばかりが目立つ。

 まずは、呉。孫権の老害は愈々著しくなる。三国志だけでもウンザリするほど見た、後継者に関する問題が呉を二分する。きっかけは、将来を嘱望された皇太子が若くして死んでしまったことだ。次男の孫和が皇太子として立てられたのは順当だが、この時に四男の孫覇を皇太子と同等に扱ったところからおかしくなる。当然、孫権の心の内を察して孫覇を次期皇帝に、と唱える一派が現れる。それは必然的に皇太子派との争いを生む。

 その結果、少なからぬ名臣が死んだり権力中枢から追われたりすることで、呉は一気に弱体化する。かの陸遜も、皇太子を支持したが故に、左遷させられた挙句に孫権から次々と問責の使者が遣わされたため、憂憤のうちに死去してしまうのである。

 赤壁で乾坤一擲の大勝負を挑んだ、若き孫権からは信じられない姿だ。

 一方の魏。明帝曹叡が死に、幼い曹芳が立つ。しかし、幼帝が政治力を発揮できるわけがない。曹丕によって王族は権力を奪われ、外戚もまた力を持たない。そのため、皇帝を補佐する人物が権力を握る。ああ!それが選りにも選って曹爽だとは!

 魏を支え続けた名将曹真(三国志演義だと孔明の引き立て役に過ぎないが、孔明が陳倉に出ることを予想して予め手を売っておくような優れた将軍だった)の息子という血統の良さだが、彼は浮華の徒と呼ばれる軽佻な人々ばかりを侍らせた。戦いは司馬懿に任せ、自分は遊び呆けていたために権威が落ちかけ、それを快復せんと蜀へ進行したが惨敗を喫した。これが前巻まで。

 曹爽は懲りずに、司馬懿から権力を奪う策を練り続ける。しかし、相手のほうが遥かに上手だった。ボケた振りをして警戒を解いた司馬懿は、千載一遇のチャンスを待つ。曹爽一派が皇帝とともに都を出た時に、司馬懿は一族とクーデターを起こす。この後は、もうひたすら血なまぐさい世界だ。

 最後に、蜀についても触れておこう。孔明の後を継いだ蔣琬は死に、天才費褘が劉禅を支える。しかし、その費褘が、魏の降将郭循によって刺殺される。こうして、孔明が目をかけた姜維が蜀を背負って立つようになるのだ。費褘は彼を警戒して軍を与えなかったのだが、掣肘の外れた姜維は孔明の北伐を再開させる。それは次巻の話になるが。

 どこの国も暗い話が覆い、三国時代の終わりを予感させる。
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その他小説 | 2014/07/24(木) 19:32 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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