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1491冊目 戯史三國志 我が槍は覇道の翼
戯史三國志 我が槍は覇道の翼 (講談社文庫)戯史三國志 我が槍は覇道の翼 (講談社文庫)
(2013/09/13)
吉川 永青

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評価:☆☆☆


 三国志で船が燃えているシーンといえば、やはり赤壁である。曹操の野望を挫いた大会戦は、三国志の腫瘍登場人物が揃っていることと、燃え盛るの炎で船が焼け落ちる迫力のシーンで、多くの人が題材としてきたテーマだ。例えば豚の角煮を編み出したことで知られる蘇東坡先生の赤壁賦のように。

 本書もそれら先達に加わる一冊。異色なのは、主人公にマイナーと言って良いであろう程普を据えたところ。

 そう思って読み始めたのだが、赤壁をクライマックスに持ってくるにあたって、程普という選択は悪くない。孫堅に付き従って董卓と争ったあたりで後漢末の動乱を説明できるし、孫堅と孫策の横死を受けて即位した孫権の事情も書ける。しかも、彼は自分の子供の世代に当たる周瑜を激しく嫌っていたのが、周瑜を認めてからは熱心に従うようになったというところも絵になる。まるで戦国末、刎頸の交わりで知られた廉頗と藺相如を見るかのようだ。

 読み始めて上手いと思ったのは、程普を役人崩れの黄巾賊あがりとして描いたところ。後漢末の腐敗した官吏と、飢えから叛乱に踏み切った黄巾賊(実際はそうでもないのだけどね)の対比が面白い。加えて、程普がどのような理想をもって生きたのかも、伺うことができる。

 上手くないと思ったのは、幾つかの事実を取り上げなかったり些細ではあっても間違いが含まれるところ。反董卓連合で集まった袁紹を冀州牧と書いているが、彼が韓馥から強引にその地位を奪ったのは、連合軍解散後だ。それはまだ些細かもしれないが、孫権が董卓軍にボロ負けしたところを描かないのは何故だろう?祖茂が孫堅の身代わりを引き受けなかったら孫堅は死んでいたかもしれないシーンなのに。

 祖茂は正史を見るとこの後も生きていたようだが歴史書にその行跡が残っていない。本書では孫静の配下となっているようだが、正史に生き残ったことが書かれているところを見ると、孫一族の元に戻ったとする辺りは納得だが。

 また、劉備を如何にもガラの悪い武辺者にしているのは面白い試みだ。大人っぽく描かれることもあるが、彼の実情は任侠だったことを考えると、まあ納得。関羽、張飛との"桃園の誓い"の「生まれた時はバラバラでも死ぬ時は一緒」なんて、知識人の言うことではない。このフィクションを生んだ人物(必ずしも羅貫中とは限らないと思う)は人物像をよく理解していたと言えよう。尤も、劉備は盧植の元で学業についていた(博打と音楽と女にかまけて勉強はしていなかったようだが)ので、きちんとした名乗りは出来ただろうけど、創作としては良いかな、と。

 こうしたマイナス点はあっても、成り上がりかけの孫一族の栄光と悲劇を1人の武将を通じて表現しているところは中々に面白かった。
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その他小説 | 2014/07/18(金) 19:06 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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