カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1483冊目 コンゴ・ジャーニー〈上〉
コンゴ・ジャーニー〈上〉コンゴ・ジャーニー〈上〉
(2008/04)
レドモンド オハンロン

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆☆


 モケーレ・ムベンベをご存じだろうか?私がその存在を知ったのは高野秀行さんの快作『怪獣記 (講談社文庫)』から。この手のマニアックネタが好きな私が知らなかったということは、モケーレ・ムベンベを知っているとしたら、高野秀行さんのファンか、相当コアなUMAファンか、はたまたその両方かのどれかであろう。

 コンゴのジャングルの奥にある湖に棲むと伝えられるこの幻獣あるいは怪獣は、現地の人に描かせると竜脚類のように見える、という。その時点で湖の中に居ないことは確実(竜脚類は水中に潜れない)なのだが、それでも"遥かジャングルの彼方に謎の巨大生物が潜む"というのは実に絵になるし、人を引き付ける力がある。

 いや、だからと言ってですね、全財産を叩いて幻獣を見に行くっていうのはどうかしていると思うんですよ。傍から見てる分には面白そうですけどね。

 そんなわけで、本書ははるばるコンゴまで幻獣を探しに行ってしまった生物学者兼冒険家の著者が語る探検記である。と言っても、例えば『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』のような命懸けのものではないし、『
そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還』のように優れたリーダーシップが仲間を救う奇跡のような話でもないし、まして史上初の南極点到達を目指したスコット隊が全滅した悲劇にまつわる『世界最悪の旅―スコット南極探検隊』のようなものでもない。

 何か物凄いことに遭遇して、知力と気力の限りを尽くして危難を乗り越えるのではない。むしろ旅の間に目にし、耳にしたものをだらだらと綴っているように見える。

 そこから見えてくるのは、呪術やアニミズムに満ちた未開の地であり、人の命が鴻毛のように軽いという現実であり、貧困であり、その中でもたくましく生きていく人々の姿である。占い師に2ヶ月以上ジャングルに入り続けたら死ぬと予言されるという幸先の良いスタートからして呪術の世界だ。

 文化人類学の語るところによれば、呪術で人が死んだ事例は枚挙に暇がないほどであるという。もちろん、本当は呪術で死んだのではない。力のある呪術師に呪いをかけられたと信じることが死を導くことがある、ということだ。本書でも、そうした呪術を退けようとしながらも突き放せない人物が出てくる。

 マラリアになってみたり、フランス礼賛とイギリス罵倒を聞かされたり(著者はイギリス人)、吐瀉物の香りのする枕をあてがわれてげんなりしたり、ベッドの中から大量の虫がでてきたりと、とりとめのない旅はどこまでも続く。

 はっきり「ここが面白い!」というシーンがあるわけではないのに、読んでいるとついつい笑ってしまったり情景が目に浮かんだりする不思議が満ちている。まるで、安全な場所から著者の旅を追体験できるかのような感じ。

 自分で冒険に出る気には全くならないのだが、続きは読んでみたくなった(笑)


関連書籍:
怪獣記 (講談社文庫)怪獣記 (講談社文庫)
(2010/08/12)
高野 秀行

商品詳細を見る


空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)
(2012/09/20)
角幡 唯介

商品詳細を見る


そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還
(2000/09)
ジェニファー アームストロング

商品詳細を見る
関連記事
スポンサーサイト

ノンフィクション | 2014/07/08(火) 22:33 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。