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1477冊目 スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実
スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実
(2014/05/16)
ルーク・ハーディング Luke Harding

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評価:☆☆☆☆

 レビュープラスから献本頂いた本。

 世界でも最も謎のベールに覆われた諜報機関、アメリカ国家安全保障局NSA(National Security Agency)。そこから大量の機密文書が流出した。エドワード・スノーデンの手によって。彼がロシアに逃れた経緯は、連日のように報じられたのでご存じの方も多いだろう。

 暴露された情報にはどのようなものがあったのか、また、その影響はどのようなものなのかが、専門家だとか解説委員と名乗る人々によって説かれ続けた。しかし、どうして彼が自分の属する国を裏切ったように見える行動を取り、自らを苦難の道に追い込んだのかは、さっぱり分からなかった。本書を読むまでは。

 表紙の折り返し部分に記された、たった1つの文章に、その全てが詰まっていると言っていいだろう。"表現のすべてが記録される世界になど住みたくありません"。重い言葉だ。国家が国民のあらゆる表現を監視しようとしたときに立ち現れるディストピアはジョージ・オーウェルの『一九八四年』でおぞましく描かれている。

 オーウェルが想定したのは共産主義国家で、実際にソ連や東ドイツはゾッとするほど徹底して国民を監視し続けた。中国はまだ崩壊していないのでこのあたりの記録は出ていないが同じようなものだろう。

 ところが、これは共産国家だけのことではなかった。自由を旗印に掲げるアメリカにおいても、情報の収集は行われていた。徹底的に、しかも大規模に。その転機は911にあったわけだが、それでも一般人がネットワークを通じて行うあらゆる種類の遣り取りを国家が監視しているという事実は空恐ろしさを感じる。

 スノーデンが訴えたかったのは、将にこのことである。その監視の手は、想像しうるあらゆるところに伸びていると思って良い。検索サイトも、電子メールも、スマートフォンも、SNSも。グーグル、ヤフー、フェイスブックといったIT系の大企業もまた、その営みに力を貸している。つまり、こうしたツールを使う人は、自分の嗜好やら行動が、国に筒抜けになっているということだ。

 俺は何も後ろめたいことなど無いから自由に情報を収集してくれ、というのも1つの立ち位置だ。だが、ゴリゴリの自由主義者(リバタリアン)であるスノーデンには、それが許せなかったのである。

 本書はスノーデンがなぜ内部告発者になったのかという最も根源にある謎を追うことで、彼の人生を丁寧に解説することになる。自分にとって正しくないと思われることであれば、相手が国家であろうとも容赦しない。勇気が必要なことだ。特に、彼のような愛国者には。

 彼の考えに賛同する人も反発する人も、まずは国家がそこまで情報を管理するべきかどうかを考えてるきっかけになるだろう。なにせ、やっていることといえば、国があらゆる封書を開けて中身を記録してから何事もなかったかのように配達するようなものなのである。

 テロとの戦いという、それなりに正義がありそうに思わせながら曖昧な概念に振り回されて、大切なことを見失ってはならない。それは、民主国家は国民の思想信条や信仰の自由を保証することで成り立つということだ。今は分析だけかもしれないが、それが一歩進んだ時に何が起こりうるか、考えておいて悪いことは無いだろう。

 ついでに言えば、我々自身の情報もまた、アメリカは収集している。サーバが外国にあれば、どこかの経路でアメリカやイギリスの勢力圏を通っている可能性が高い。そこではあらゆる情報が傍受されているのだ。

 現代のスパイ戦の一端を垣間見せてくれるノンフィクション。これを機に、是非、国家と情報のあるべき姿について考えてみて欲しい。



 それにしても、これを無料で頂けるとは実にありがたい。興味がある方はレビュープラスに登録してみてください。


関連書籍:
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
(2009/07/18)
ジョージ・オーウェル

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ノンフィクション | 2014/06/29(日) 19:20 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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