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1473冊目 聖書を読む
聖書を読む聖書を読む
(2013/08/29)
中村 うさぎ、佐藤 優 他

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評価:☆☆☆☆


 私には信仰心が無い。宗教に必ず付いて回る、理性を越えた何かを信じることをどうしても信じられないから。マリアの処女懐胎は「結婚する前に子供を産んだ」を「処女」と翻訳した誤訳で、当時の人は誰一人そんなこと信じていないのに、疑いを挟まず信じ続けるキリスト教徒は今もたくさんいる。他の宗教も一緒だ。どんな御託宣も、"導師は最終解脱者である"という狂った宗教と原理的には同じ。客観的に正しさを示すことはできないし、外部の人間から見ると薄気味悪い妄想を信じていて気持ち悪い、ということになろう。

 但し、他人が宗教を信じるのは他人の勝手で、そこに口を挟む気は毛頭ない。だから、信じる人は私を折伏しようなどとは夢にも思わないで欲しい。

 それなのにこの本を読む気になったのは、ブクレコのレビューで、"対談で佐藤優氏が圧されている箇所が随所にある"とあるのを見て驚いたから。あの中村うさぎが、神学を専攻していた佐藤優を圧するとは、信じられなかったから(笑)。実際に読んでみたら、その通りで、中村うさぎへの認識を改めなければと思った次第である。

 幼い頃から聖書に親しんでいたという中村うさぎはバプテスト派(アメリカに多い保守的な宗派)、対する佐藤優はカルヴァン派。宗派としては善き行いをしたら救われるという前者と、生きている間の行動は救いと関係なく神が救う者は事前に決まっているという後者の思想の違いが対談で色濃く出ていて面白い。

 聖書は本当に非合理的な物語に満ちている。アダムとイヴが知恵の実を食べて楽園を追放されるところだって、本当に神が全能なら、そんなことをしない人間を作っていれば良かった。で、その結果永遠の生を失うわけだが、神は人に永遠の生を与える気なんか無かったと喝破する中村うさぎ。小説家らしく想像力豊かに聖書を読み解いていくのは、快刀乱麻を断つような心地よさがある。

 また、二人共、原理的に信じているわけではないところも大きいだろう。聖書にはおかしな記述が沢山あるという前提を受け入れているし、パウロと池田大作を重ねあわせてみたり、その流れで使徒言行録を池田大作著作集になぞらえてみたりとやりたい放題(笑)。

 そんな中でも、佐藤優の専門知識は、どうして聖書がこんなにも非合理なのかをユダヤ人の性格にまで掘り下げて語ってくれているのが光る。なるほど、日本人の感性では受け入れ難い、アブラハムが息子を神に捧げるために殺そうとするシーンも、相変わらず納得は出来ないが、それなりに明快な答えがある。

 時にドラクエに話がそれるように脱線もあるが(余談も面白いから良いが)、二人の会話が咬み合っていて、読んでいて楽しい。こんな無茶な話をなんとか合理的に解釈しようとする聖書学者たちは大変だ。私なら「合理的全くなし!☆0!」とか書いて終わりにしてしまいそう。

 頂けない所も勿論ある。

 中村うさぎがディスカバリーチャンネルで見たという曖昧な記憶で"まだ陸地にはまったく生物がいない時代、海中に哺乳類型爬虫類というのと巨大なサソリとかの節足動物とがいて、それぞれが巨大化してるんだけど"云々(P.96)と言ってるが、巨大サソリってウミサソリのことでしょ?シルル紀の。そんな時代に哺乳類型爬虫類なんて居ないぞう。両生類が上陸を果たした後で進化したんだぞう。佐藤優も同調してる場合じゃないぞう。

 女性が虫を嫌いだと一般化した挙句に、こうした太古の記憶が云々とかも言ってるけど、狩猟採集時代において、昆虫は有益なタンパク源で、それを集めるのは主に女性の仕事だった。単なるナンセンスである。想像の翼を広げるのは結構だが、事実に属する分野はきちんと調べて欲しい。

 こうした欠点も無いではないし、聖書へのイメージが変わったわけでもないが、対談としては実に面白かった。
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未分類 | 2014/06/21(土) 09:33 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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