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1469冊目 三国志 第八巻
三国志 第八巻 (文春文庫)三国志 第八巻 (文春文庫)
(2012/10/10)
宮城谷 昌光

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評価:☆☆☆☆


 蜀が勢力を最大に伸ばし、そして凋落するのがこの巻。劉備は蜀を得、喉元に突きつけられた匕首にも等しい漢中の地を、かの曹操と争い奪い取った。猛将夏侯淵を討ち取るというおまけ付きで。曹操が魏王に封じられたのに対抗し、漢中王を名乗ったこの時が、劉備の生涯最善の時であったに違いない。

 本国の動きに呼応するように、関羽は北上して襄陽と樊城を囲む。前半戦はまさしく関羽の鬼神が如き活躍が目立つ。樊城を崩壊寸前まで追い詰め、援軍としてやってきた龐徳を捕らえて処刑し、曹操麾下有数の名将だった于禁を虜にする。

 史料を読み込んで、独自の解釈を打ち出すのが著者の魅力なのだが、ここでは関羽の心は劉備から離れていた、とするのが面白い。劉備の入蜀は、どう考えても正義のものではない。そこに反発したとの解釈が見えるが、そもそも関羽自信も故郷で人を殺して出奔したとも言われるので、そんなに正義に拘るか、個人的には疑問であるが。

 だが、関羽は政治的な配慮の無さから自滅する。北方攻略にあたって絶対的に確保しなければならないこと。それは、呉との同盟関係である。しかし、彼は孫権が子供同士を結婚させようとした時に、こともあろうに「狢の子に虎の子はやれん」と、非常識な断り方をして、敵対の構えを見せる。部下には優しかったが士大夫を常に軽んじた彼は、小集団においては有能な兵士であり部隊長であったかもしれないが、要衝の地を守るには向いていなかったと言えよう。

 呉が、後に彼の国を背負って立つことになる陸遜と大黒柱である呂蒙の共同作戦の形で関羽の本拠地・公安を奪った時に関羽の運命は決まる。

 荊州を失ったことよりもむしろ、劉備は関羽の敵討に立ち上がったと信じたい。だが、これもまた悲惨な失敗となる。蜀軍の支柱である張飛が部下に殺されるという最悪の幕開けとなった弔い合戦は、劉備が陸遜に大敗することで潰えるのだ。彼の部下をよくよく見ると、流浪集団時代からの古参の者と荊州で劉表のもとで飼い殺しにされていた時代の者が多い。後者の忠誠を得るために荊州は取り戻さなければならなかったというのは、それはそれで分かる。

 関羽の死とその後の夷陵の戦いによる蜀の凋落で、もう三国志の行き末は決まったと断じて良いだろう。後は、早いか遅いかの差だけだ。それでも、この一連の出来事は三国志ファンの襟を正させる効果があろう。なにせ、関羽の後を追うように曹操が死に、夷陵の戦い後には傷心の劉備も死ぬ。乱世の叩き上げはほぼ姿を消し、二代目の時代となるのだ。
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その他小説 | 2014/06/14(土) 22:44 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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