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1464冊目 華竜の宮
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
(2010/10/22)
上田 早夕里

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評価:☆☆☆


 スノーボール・アースの話題が出た時に、この本はその後の世界のお話だよとブクレコのお友達に教えて貰い、せっかくなので手に取った本。だって、赤道まで氷河が浸出するような時代を超えて人類が生き残れるなんて思えないではありませんか。どう料理するのかと思って読み始めた。

 ところが、この上巻では氷河期まで達しない(笑)

 ホットプルームの上昇により、海底地殻が持ち上がり、海面が260メートルも上昇した世界。そこでは、陸地に住み続ける通常の人類と遺伝子操作を受けた海上民が、複雑な利害関係を結びながら共存していた。

 この設定に出てくるホットプルームといえばペルム紀末の大絶滅(全ての種の90%以上が絶滅したと言われる史上最大の大絶滅)が思い浮かぶ。古生代に興味がある人は嬉しくなるだろう。

 主人公は陸上民であるが、海上民の生き方を積極的に認める外交官。彼を取り巻く登場人物がきちんと作りこまれているので、我々とは異なる社会、異なる生き方をする海上民にも共感を寄せやすいのはお見事。また、彼らの住居であり同時に仲間でもある<魚舟>と呼ばれる生物の設定も面白い。

 主人公と海上民のリーダーは会談をきっかけに相互理解への道を探ろうとするが、一方で国家連合は海上民の排除に乗り出そうとしていた。

 しかも、そこに再びホットプルームの活動活発化の情報が。うん、人間関係よりこっちの方が面白いぞ(笑)。ホットプルームは超巨大噴火につながると予想され、それによって舞い上がった塵埃によって地球は氷河期に入ると予想される。将に大ピンチだ。陸上民は、海上民は、この未曾有の危機を生き残ることができるかといったところで第二部に続く。

 でも、スノーボール・アースって、カンブリア時代よりも更に前だよね(笑)。シベリアで起こった超火山はアメリカ全土を覆うほどの溶岩を噴出させ、そのせいでペルム紀末は寒冷化はしたがスノーボールアースには結びつかなかった。ということは下巻で予想される超火山はペルム紀末を超えるのだろうか。そこが楽しみ(え?)

 第一部は設定を語るのに時間を費やしすぎたためか、イマイチ物語性が薄かった(ただ、科学的な設定は面白かった)が、第二部で物語が一気に動き出すと俄然面白くなってくる。

 ホットプルームによる超巨大火山の噴火が近い将来確実に起こるものと判明する。それは、人類社会を壊滅させるであろう。なにせペルム紀に起こった時には90%以上の種を死滅させたのだ。ファーストインパクトと言えるであろう、噴火地震に耐えられたとしても、噴煙が地球を覆うことによる植物の壊滅は、破滅をもたらすであろう。どれだけ科学が進んでいたとしても、地球は人の生きる場所ではなくなる。

 それが分かっているからこそ、各国家は熾烈な自己利益の確保に乗り出す。ほとんどの食べ物が無くなるならどうすればいい?それは、少数の人間だけ生き残らせれば良い、という発想だ。

 国同士の利益が衝突するその前に、陸上民と海上民の対立が先鋭化する。と言っても、陸上民が一方的に海上民を排除しようというのだ。

 各勢力が鎬を削る中、主人公は一方的なやり方は止めさせようと奮闘する。カタストロフィの原因を科学で潰すという発想ではなく、破局をどうやって生き残るかというところが面白い。

 現実的には、スーパープルームは超大陸と関連付けて考えられており、次に同じことが起こるのは2億年ほどは先であると考えられているようだが、それでもホットプルームそのものは今も活動し、アフリカ大陸を真っ二つにしようとしている。

 人類に制御できない巨大な力を前に、どう生きるのが最善であるかを探る主人公と、情報処理係でありながら人間らしい感情を見せる不思議なロボット、生きる船等、不思議な世界が構築されている。SF好きは楽しめると思う。
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SF・ファンタジー | 2014/06/07(土) 22:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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