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1463冊目 未解決事件(コールド・ケース)―死者の声を甦らせる者たち
未解決事件(コールド・ケース)―死者の声を甦らせる者たち未解決事件(コールド・ケース)―死者の声を甦らせる者たち
(2011/12)
マイケル カプーゾ

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評価:☆☆☆☆☆


 この本もまた、『面白い本』で紹介されていたもの。事件もののノンフィクションが好きなので飛びついたら、これがもう寝食を忘れるくらい面白い!

 アメリカでは、毎年1万人を超える人が殺されている。2012年のデータで比べると、日本の383件と比較してアメリカの14,827件はいかにも多い。それだけ事件が起これば、当然ながら司直の手をすり抜ける者も現れる。恐ろしいことに、単純な粗暴犯は現行犯は捕まりがちだが、狡猾なシリアルキラーは巧妙に立ち回り、捕まらないことがある。いや、それは事態を甘く見すぎている発言だろう。なにせ、殺人事件の3件に1件が未解決だというのだから恐ろしい。

 殺人事件が発生してから2年以上たってもなお、解決の道筋の見えない未解決事件<コールド・ケース>。そこに敢然と切り込む人々がいる。彼ら、彼女らは探偵気取りのミステリマニアなどではない。世界で最も活躍している犯罪捜査のプロである。殺人犯をのさばらせないために、彼らは毎月第三木曜日に集まり、未解決事件を論じ合う。そして、司法機関に助言を与えるのだ。

 その集まりを、ヴィドック・ソサイエティという。名前からして興味深い。19世紀のフランスに生まれた犯罪者で、後に警察に協力するようになり、更には世界初の私立探偵であるヴィドックこそは、あらゆる手段を駆使して犯人を追い詰めるグループの名に冠するに相応しい存在であろう。

 本書はヴィドック・ソサイエティの創設者であるビル・フライシャー、リチャード・ウォルター、フランク・ベンダーの3名を中心に、彼らがどのような事件解決に尽力してきたかを明らかにするノンフィクション。

 ポリグラフの世界的権威であるフライシャー、『FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記』のロバート・レスラー(彼もまたヴィドック・ソサイエティのメンバーである)と共にプロファイリング技術を開拓してきたウォルター、破天荒で女好きの法医学アーティストであるベンダーという、天才的な3人の軌跡を追うだけでも面白い。

 特に、妻と愛人とその他大勢の恋人を抱えるベンダー(妻と愛人も仲良し)の神がかり的な技能は凄い。顔のない娘の事件と呼ばれたケースでは、眼窩から上顎までが全て失われた頭蓋骨から被害者の生前の姿を驚くべき精度で蘇らせ、母と妻と3人の子供を殺した大量殺人犯ジョン・リストのケースでは18年後の顔をこれまたそっくりに復元している。

 また、ウォルターも数少ない証拠から犯人をピタリと言い当てる。その背後には、何千件もの殺人事件を扱う中で磨かれた鋭い分析があると知っていても、魔法のように見えてしまう。

 犯罪者の、それもシリアルキラーの心の奥底を覗き込み、凄惨な現場に居続けるのは生半な心の持ち主ではとてもムリだろう。ウォルターは後継者を希望する若者に、人並みの生活を送りたいような人間はこの仕事はできないと告げている。だが、彼らの存在があって、ようやく狡猾な殺人犯によって人生を狂わされた被害者やその遺族は一筋の光明を見出すことができるのだろう。彼らの活躍の場そのものが無くなることを願いたいが、そうはならないだろうから、次善の策として彼らの奮闘を支える側になりたいものだ。

 複数の事件を、同時並行的に論じていくのでやや飲み込みにくくなっているところはあるが、事実は小説よりも奇なりを地で行く意外さと事実であるが故の迫力で一気に読んでしまった。ノンフィクション読者だけではなく、ミステリのファンも楽しめると思う。

関連書籍:
面白い本 (岩波新書)面白い本 (岩波新書)
(2013/01/23)
成毛 眞

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嘘発見器よ永遠なれ嘘発見器よ永遠なれ
(2008/04/22)
ケン オールダー

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FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
(2000/12)
ロバート・K. レスラー、トム シャットマン 他

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ノンフィクション | 2014/06/04(水) 22:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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