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1462冊目 人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学
人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学
(2013/09/18)
フレッド・グテル

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評価:☆☆☆


 人類+滅亡と聞くと自動的にΩΩΩ「な、なんだってーーー!」が頭に浮かぶダメ人間なワタクシメであるが、これはダメな本ではない。まじめに人類を滅亡させるにはどうすれば、じゃなくて、人類が滅亡しかねない危機にはどのようなものがあるかを論じたものである。

 人類を滅ぼしかねないシナリオとして著者が挙げるのは、章のタイトルを記せば分かるだろう。

第1章 世界を滅ぼすスーパーウイルス
第2章 繰り返される大量絶滅
第3章 突然起こり得る気候変動
第4章 生態系の危うい均衡
第5章 迫りくるバイオテロリズム
第6章 暴走するコンピュータ

 疫病で人類が大きなダメージを受けるとしたら、それはインフルエンザであるに違いない。世界で4000万人とも1億人とも言われる死者を出したスペイン風邪よりも凶悪なウイルス株が生まれれば、恐ろしい勢いで死者が発生するのは確実である。ただ、感染力と致死性はトレードオフの関係にあるので、これで人類が滅亡するかと言うと、私としては怪しいと思う。

 それはそれとして、著者がリスクにあげているのが鳥インフルエンザ。確かに、あの株は致死性が非常に高い。もし人から人への感染力を持ってしまえば、かなりの被害は避けられないし、日本に入ってくることも確実である。かと言って、薬を国民全員分確保し、貯蔵するというのもナンセンスであるため、社会としては正しく恐れることが必要だろう。

 第2章は扱う範囲が広いが、ペルム紀末に90%以上の種を滅ぼした謎の事件(超巨大なマグマの塊であるスーパープルームが上昇することで起こる大噴火が原因と唱える学者も居る)クラスの何かが起これば人類は間違いなく滅亡するだろう。正直、これが一番怖いかな、という気がする。

 気候はかなり短期間で大きく変わることを論じていたり、生態系の複雑さ故に環境破壊が手痛いしっぺ返しに成りかねないことを示したりと、自然は技術でどうこうするには巨大すぎるあるいは複雑すぎることがつくづく感じさせられる。

 面白いのは、後半で人為的な理由による滅亡シナリオを論じているところ。従来なら、必ず核戦争を論じていただろうが、ここではコンピュータやバイオテロである。なぜ、核戦争ではなくこれらなのか?その選択理由には感心した。つまり、核兵器は作るのに資金や設備が必要であるため、国レベルでしか保有ができず、それ故に自制が働くだろうというここと。一方で、バイオテロや破壊的なマルウェアは、遥かに少ない資金で起こすことができる。

 特に興味深かったのは、イランの核開発を阻害したマルウェア。こいつは"イランの遠心分離器の制御コンピュータ"に的を絞ったもので、回転数をほんのちょっとだけ速くしてしまうことで機器を破壊していたという。同様のことが他の技術にも使われたらどうなるか?その未来像はかなり薄ら寒いものがある。

 滅亡を論じながら、その背後にある科学を説明しているところが面白いのと、隕石の衝突と核戦争という、おなじみのテーマからは離れたシナリオを提示しているところが本書の最大の魅力であろう。だから、例えばマルウェアのせいで社会インフラが破壊されて近代社会が被害を被っても人類滅亡にはならないだろうというような思いはあっても、読んでいて興味はどんどん湧いてきた。

 やはり怖いのは人の悪意であると、そんなことを思った一冊。
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その他科学 | 2014/06/03(火) 19:55 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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