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1461冊目 スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち
スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たちスエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち
(2011/10)
デヴィッド・フィッシャー

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評価:☆☆☆☆☆


 先日読んだ 『面白い本』に紹介されていて、度肝を抜くタイトルと、それをすら上回る面白そうなレビューに釣られて読んだのだが、想像を圧倒するほど面白い本だった!

 第二次世界大戦中のエジプト。そこでは熾烈な戦いが繰り広げられていた。なぜエジプトなのだろうか?それは、イギリスの死命を制するスエズ運河があるからである。ドイツ側は名将の名をほしいままにするロンメル率いる機甲師団が、強力な火力を持って攻め寄せる。それを守るのは、イギリス。その防衛ラインに思わぬメンバーがいた。手品師、である。

 なぜ戦場にマジシャンが?そう思うのは私だけではないだろう。実際、イギリスで志願兵の面接に当たっていた人も、また、彼らの上司となった人も、等しくそう思ったらしい。

 では、どうして手品師が戦争に行ったのだろうか?それは、愛国心のなせる業だった。マジシャン一族に生まれ、スポットライトを浴び続ける人生を送っていたジャスパー・マスケリン。彼は足繁く面接に通い、遂に戦場への切符を手にしたのだった。と言っても、誰もが役に立たないと思っていた有名なマジシャンを、軍は持て余した。

 ところが、ある作戦をきっかけに、マスケリンは予想だにできないような活躍をするようになる。彼の率いるマジック部隊は、ありもしないところに軍勢を生み出し、あるはずのところから武器を消し去った。

 迷彩をやっただけ、と思われるかもしれない。しかし、彼が成し遂げたことの大きさはそんな小さなことではない。なんと、アレクサンドリアを移動させ、スエズ運河を消し、ありもしない戦艦を地中海に浮かばせた。最終的にロンメルをアフリカから追い落とすことになる作戦では、大規模な偽装を取り仕切り、ドイツ軍を見事に欺いた。しかも、彼が使ったのは主にゴミだった。

 なぜ彼は奇跡のような活躍ができなのか?それは、彼がマジシャンだったから。どうやれば観客にイリュージョンを楽しませられるのかという問題は、同時にどうやれば敵を欺くことができるのかという問いに答えうる。

 彼らの活躍には驚くばかりで、560ページにも及ぶノンフィクションなのに全く長さを感じさせない。読めば読むほど面白く、残りが少なくなってしまってからはページを繰るのが勿体なくなってしまうほど面白かった。

 同時に、本書はイギリスとドイツがエジプトの支配権を、ひいてはインド洋への補給路を争った戦いの帰結を追うものでもある。現代史に関心がある方も楽しめることができるだろう。それにしても、『ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』と言い、イギリスの諜報戦はお見事の一言に尽きる。日本も見習うべきことが多そうだ。


関連書籍:
ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実
(2011/10/22)
ベン・マッキンタイアー

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面白い本 (岩波新書)面白い本 (岩波新書)
(2013/01/23)
成毛 眞

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太平洋戦争・二次大戦・現代史 | 2014/05/31(土) 21:39 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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