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1457冊目 菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性
菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性 (国立科学博物館叢書)菌類のふしぎ―形とはたらきの驚異の多様性 (国立科学博物館叢書)
(2008/09)
国立科学博物館

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評価:☆☆☆


 退院後の蟄居中、ビジュアルの華麗な本を眺めたいなと思って漁っていたら、こんな魅力的な本を見つけた。菌類の不思議、ですよ。しかも、編者は国立科学博物館ですよ。これはもう読んでみるしかありません。

 というわけで、読み始めたら予想外に専門的で、読むのにかなり時間が掛かってしまった。だが、分類、進化、生態、研究の歴史と、実に広い分野にわたってしっかり取り上げていることと、フルカラーの写真に助けられて読み進めることが出来た。

 不勉強な身なので、粘菌も一緒に取り上げられているのだろうなと期待していたら、粘菌は菌類から除かれたとあってビックリ。そうだったのか!それなのに、粘菌の研究で知られる南方熊楠が菌類でも偉大な足跡を残しているというのを知って、あの人はやはり知の巨人であると再確認。

 菌類は分解者であって、植物のように太陽光と水と二酸化炭素があれば良いという存在ではない。どちらかというと、彼らは動物に近い。それ故に、生存戦略が多様で意外な側面もあり、実に面白い(植物も面白いのですけどね)。

 例えば、動物の糞にのみ発生する菌類(糞生菌類)の少なからずは、胞子が動物の消化器系を通過してからでないと発芽しないそうである。幾つかの植物も同じ戦略を採っているが、植物は繁殖域を広げようとする戦略で、菌類は確実に次世代の食料を得る戦略だろう。収斂進化の不思議には目を見張る。

 面白いのはその先で、同じ餌を与えても羊とウサギでは糞生菌が異なるそうである。菌類はどうやって望んだ生き物の消化器系を通過したことを知るのだろう。これも共進化なのだろうが、何とも面白い。

 また、冬虫夏草を始めとする、動物を食い物にする菌類も凄い。この手の菌の胞子がある土壌では、90%以上の虫が成虫にならずに餌食になるというから、その威力には驚くばかりだ。蚊の幼虫であるボウフラにも寄生し、命を奪う種があるというので彼らには是非とも大活躍してもらいたい。そう、彼らは殺虫剤に代わる、有力な防虫剤になり得るのだ。

 他にも、菌類とコケ類が共生している地衣類だとか、植物との持ちつ持たれつの関係だとか、感心することが沢山あった。美味しいキノコについてのエピソードまであるのだから読者サービスも完璧だ。科博に行く予定の方は、ちょっと本書をめくってから行くとより楽しめそうだ。

 一方、著者が複数に分かれているので、内容の重複があることはややマイナス。また、文章が硬く、一般の読者が楽しく読むにはやや向いていないところも残念だ。科学書は内容を正しく書くことは最低限必要なことであるが、世に出すのであれば、読みやすくすることもまた、求められることであろう。もっと、読んで楽しい作品を期待したい。
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生物・遺伝・病原体 | 2014/05/25(日) 19:45 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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