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1428冊目 犯罪は「この場所」で起こる
犯罪は「この場所」で起こる (光文社新書)犯罪は「この場所」で起こる (光文社新書)
(2005/08/17)
小宮 信夫

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評価:☆☆☆


 妻が洋ドラの『クリミナル・マインド』を気に入ってよく視ている。一緒に眺めていると、被害者学という言葉が何度も使われていることに気づいた。なるほど、面白い視点だ。切り裂きジャックは売春婦を切り刻んだ。犯行時間は夜。視認性が悪く、人目が届きにくい環境だった。犯罪者がどのようにして生まれてくるかを探るのも悪くはないかもしれないが、こういう被害に合いやすい場所を無くす、あるいは場所を特定することで警戒することで犯罪を減らすというのも良いだろう。

 本書はこのような立場から、犯罪者がどうして生まれてくるかという"原因論"ではなく、犯罪を犯しやすい環境にいる者が犯罪を犯すという"機会論"に立ち、機会を無くすことが大切だと説く。

 視点は面白い。特に、池田小の児童殺傷事件で、犯人は「門が閉まっていれば入らなかった」と述べていることや、奈良小1女児殺害事件で、犯人は奈良の前に大阪の八尾市に行ったがターゲットを見つけられなかったと言っていたことを鑑みれば。

 本書の価値は、犯罪が実際に起こったところや不審者が居るという場所ではなく、誰も出入りできるのに視認性が悪く犯罪を犯そうと思ったらそれが可能な場所こそが危ないと認識すべきというところにある。これなら具体的な注意ができるというものだ。

 と言っても、連続殺人犯のテッド・バンディは黒髪の白人女性をターゲットにしていたから黒髪はやめなさいというわけにも行かず、やっぱり機会論は機会論として役立てるとしても、特定の犯罪に特化した情報開示も必要なのだろう。

 こうした点で価値はある。あるのだが、どうにも怪しい記述が多くて困る。

 例えば割れ窓理論に基づき、こうした乱れがあることは犯罪を犯しても良い場所だという認識を与えるから云々とか書いているが、割れ窓理論が正しいというはっきりした証拠は存在しない。アメリカで犯罪の増加率が低下したとか言っているが、それは割れ窓理論を導入した都市も導入していない都市も同様である。ということは、この理論は相当に怪しい。

 また、少年犯罪が増えているとか言っているが、犯罪自体は統計の取り方によってどうにでも変わるので信頼性が無い。定義の変わり様がない殺人に限って言えば激減しているので、著者が主張する少年犯罪の増加やら、生活の欧米化やらデジタル化に伴って犯罪が増加するというのは、著者の脳内以外には存在しない現象であろうとの思いを強くさせる。

 犯罪を犯した少年の更生に向けた取り組みも書いているが、再犯率が◯◯%とか言われても、それはそのプログラムを受けていない人と比較しないと意味が無い数字だ。そして、比較対象の数字は無い。だから効果もわからない。一箇所あったのは、受けた者と受けていない者で再犯率が変わらなかったというもので、それじゃあ意味が無いよね。効果が無いものに公費を湯水のごとくに突っこむのは、法務省に勤めていたという著者の来歴を考えれば元同僚の天下り先確保に役立つだろうが、国民の役には立たない。

 と、怪しいところが山ほどあるのだが、犯罪を減らすためのヒントはあると思う。興味がある方は、マユから唾が滴り落ちるくらいの心づもりで読んでみて欲しい。
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ノンフィクション | 2014/04/26(土) 19:07 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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