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1424冊目 三国志〈第3巻〉
三国志〈第3巻〉 (文春文庫)三国志〈第3巻〉 (文春文庫)
(2009/10/09)
宮城谷 昌光

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評価:☆☆☆☆


 さぁ、いよいよ盛り上がってまいりました!

 前巻の最後で、三国志の幕を開けるあの男が登場する。董卓、が。この男が歴史の表舞台に立つことで、漢王朝の命運は尽きたと言って良いであろう。だが、それは一先ず置こう。董卓が漢都・洛陽に乗り込んで権力を掌握する前からこの巻は始まる。

 暗愚な皇帝が死に、その行状に相応しく悪いイメージを持つ"霊"が諡に選ばれる(中立という説もあるが、春秋戦国時代で霊を冠せられた人物はまず行状が悪いので、悪諡だと判断する)。彼の乱れた政治が死後の混乱を招き、それが漢の滅亡に直結するのを見れば、妥当なところであろう。

 さて、霊帝が死ぬと、問題になるのは後継者だ。当然、皇后の産んだ子が太子であり、彼が即位することになる。当然だろう。皇后は宦官と共に宮廷内で権力を握り、兄の何進は大将軍として軍を統べる。ところが、何進は官僚と組む。ここにややこしさが生じる。

 後漢において、皇帝が統べるべき権力はしばしば外戚と宦官によって壟断されてきた。むしろ、外戚と宦官が権力を競ってきたと言って良い。単なる莫迦みたいに描かれることもある何進だが、名士を招聘し、国家の安泰を図っていたという点は評価すべきであろう。彼によって召された人物の中には荀攸のように歴史に名を残す者もいるのがその証左だ。

 ここから怒涛のように歴史は進む。宦官の誅滅を謀った何進は、逆に皇太后となった妹に会いに行ったところを宦官に殺される。何進麾下の袁紹たちは宮殿に乗り込み、宦官の皆殺しへ至るのだが、彼らは幼帝を引き連れて逃亡する。将にそのタイミングで、董卓が登場するのだ。

 彼の狡さが巧みに表現されている。将軍に任じられておりながら戦いにはむしろ消極的で自分の権勢を保つことに注力していたこと。そして、千載一遇の好機を得るや、巧みに権力を掌握すること。

 董卓は即位したばかりの皇帝を廃立して陳留王に格下げし、異腹の弟を帝位につける。彼こそ、後に献帝と諡される悲劇の人物だ。いや、兄の陳留王も十分に悲惨だ。少帝と諡される彼は、殺害されて僅か17年の人生を閉じるのだ。

 ご存知の通り、董卓に対して諸侯が反旗を翻す。それが曹操であり、袁紹だ。本書が凄いのは、ここでマイナーではあるが、本当はものすごく重要だった人物をきちんと登場させること。その一人が張邈であり、鮑信である。そしてまた、諸侯が動かなかったことの一つに少帝と献帝を巡る微妙な動きがあったことを教えてくれるのも良い。

 対董卓の諸侯連合軍は、ご存知の通りちっとも機能しない。それが、献帝を巡る話なのだが、そこで立ったのが曹操と孫堅。おぉう、ようやく三巻にもなって三国志らしくなってきましたよ!

 劉備なんかは完全脇役で出てこないのも歴史どおり。うんうん、マニアにはたまらないぞ(笑)

 曹操は徐栄に大敗して命からがら逃れ、孫堅は董卓の軍勢を打ち破るが、董卓は孫堅の鋭鋒を避けて洛陽から長安へ遷都する。だが、その孫堅は親分筋に当たる袁術が兵糧を送らないことで撤退を余儀なくされて、斯くして諸侯連合軍は何も得ることもないまま解散してしまうのである。

 この巻では、張邈の後の行動が暗示されているところが面白いかな。本当に歴史に沿った小説になっているので、正史のファンには堪らない感じがする。劉備も端役だけどちょろっと出てくるし。

 知られていないだろうけれど、董卓が中央を握って地方が中央の統制を離れたこの時期、中心に居たのは袁紹と袁術の兄弟だった。この仲の悪い異腹の二人の角逐が、多くの諸侯の運命を決めたのである。合従連衡は人間の知恵と欲望を炙り出すものであるところが、きっとこの時代を面白くさせているのだろう。いよいよ楽しくなってきましたよ。

 グーグル先生のお陰で変換一発で助かります。
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その他小説 | 2014/04/18(金) 23:14 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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