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1413冊目 シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄
シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄
(2003/10)
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評価:☆☆☆


 純粋にミステリとしての質の高さだけで言うのであれば、きっとホームズよりポアロの方が完成されているだろう。骨相学に参ってしまったドイルがしっかりオカルティックな推理をして、犯人も律儀にホームズの勘違いに付き合ってあげるようなアラを見るとそう思ってしまう。だがしかし、それでも"名探偵"という枕詞に続く固有名詞はポアロでもミス・マープルでも、パーカー・パインでも、ほとんどの途上人物が死んでからようやく犯人を言い当てる金田一(祖父も孫も)でもなく、やっぱりシャーロック・ホームズなのだ。私にとっては。

 クリスティーは、自分の死後にポアロを他人に書かれたくないからと、『カーテン』でポアロを殺してしまったが、ライヘンバッハでホームズを殺し損ねた(母親からまで生き返らせてくれと嘆願されて渋々応じたのは有名)ドイルは、パスティーシュには寛大だったらしい。俳優のジレットから、舞台のシナリオの一環としてホームズを結婚させて良いかとドイルに訪ねたところ、「結婚させようが殺そうが、好きにしてよろしい」と返事したというから凄いものだ。

 そんなわけで、本作はドイル以外の人の手によるホームズ物語である。

 ある日、ワトスンのもとへある女性から手紙が届く。彼女は、アフガニスタンで負傷したワトスンの看護にあたった看護師だった。仲睦まじくなっていた二人は帰国前に逢瀬を重ねるが、実はその時妊娠していたというのだ。養育費を欲しがる彼女の希望にせめてもの誠意を見せようと思うワトスンだったが、彼は絶望のどん底に叩き落されることになる。ある医者から、罹れば確実に死が待つ病気を99%の確率で判定できる試薬を試験的に使ったところ、陽性反応が出てしまったのだ。

 そんなこんなでコンビを解消しようとホームズを訪れたワトソンは、しかしホームズには会えない。代わりに、その晩に開かれる講演会にかならず出るようにというマイクロフトからワトスンに宛てた手紙をハドソン夫人から受け取る。ホームズが居ないため、代理で出席したワトスンは、そこでハレー彗星が衝突する可能性についての公演を聞くのであった。

 一見関係無さそうな話題が一つの共通項で結ばれていることがホームズ兄弟の頭脳で解き明かされる表題作を始めとする短編10作と、評論等のあれこれ3つを集めたもの。

 本家のややくどい冒頭をなぞった書き出しなんかをみると、それだけでニヤリとしてしまうし、ワトスンの婚活について「あれは結婚相手を探すきみの数多い休暇のあいだに起こったに違いない」というホームズの皮肉にもワトスンの複雑な結婚関係(単にストーリー間で矛盾があるだけだが^^;)を想起させてくれて楽しくなる。

 中にはホームズは出てこない話まであって、パスティーシュの範囲の広さも面白い。一方で、作品の出来栄えという点から言えば良い物も有ればお察し下さいなレベルのものもあって、ホームズファンではないのなら敢えて手に取るまでもないかな、というのが正直なところ。それでも、ファンなら楽しめるかも。



関連書籍:
カーテン(クリスティー文庫)カーテン(クリスティー文庫)
(2011/10/07)
アガサ・クリスティー

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推理小説 | 2014/04/04(金) 19:43 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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