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1397冊目 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
(2013/09/05)
皆川 博子

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評価:☆☆☆☆


 舞台は、18世紀のロンドン。そこは、今の常識からはかけ離れた世界であった。その一つに、解剖が禁じられていたことが挙げられよう。恐ろしいことに、当時の医者になるためには死体の解剖はできず、徒弟制度はあってもいきなり行きた人間を相手に切った貼ったをやっていたのである。『死体はみんな生きている』で描かれる、死体を徹底的に生者のために利用せんとする現在とは大違いだ。

 しかし、解剖の必要性を強く感じる者もいる。そういう人々はどうしていたのだろう?答えは、こっそりと死体を掘り出して、バレないようにやってしまう、である。死体を必要とする医者のために墓を暴いて新鮮な(?)死体を売っていた者もいた。

 本書は、非合法に入手した死体を解剖しようとしている医者の解剖室で幕を開ける。妊娠6ヶ月の若い女性の遺体。妊婦の死体は珍しく、早速解剖に取り掛かろうとする医者と助手たちだが、困ったことに、そこに警察が乗り込んでくるのだ。慌てて暖炉の後ろに死体を隠し、なんとかその場を乗り切ったのは良いが、解剖を再開しようと見たところ、そこにあったのは四肢を切断された少年の死体であった。しかも、妊婦の死体を取りに暖炉に潜り込んで発見したのは顔を潰された男の死体。

 斯くして、妊婦の死体一つを解剖するはずが、意図せずして三つの死体を得てしまった医者たち。妊婦の遺体は兎も角、残りの死体は一体どうしたことか?

 と、ややユーモアがかった始まりを見せるミステリ。

 まず、四肢を切断された少年と顔を潰された男は何者なのか?どうして解剖教室の暖炉に隠されていたのか?その大きな謎がある。やがて、少年の正体ははっきりする。地方からロンドンに出てきた、文学者を目指す世間知らずのネイサン。彼は、解剖教室の助手と友人だった。それは分かったとして、何故死体がここにあるのか、四肢が切断されているのは何故か?

 と、少しばかり謎が解けても、次から次へと新たなる謎が生じてくる。この謎の解決に当たるのが、盲目の捜査官と、彼の眼の代わりとして働く姪。女性が働くことなどほぼありえなかった時代に女性を活躍させるための上手い手だなぁと感心する。

 ミステリとしても十分に面白いし、夢を抱きながらも若い身空で横死することになったネイサン少年の短い生涯を追いながらロンドンの闇を見ることができるのも良い。

 本書が面白いのは、時代考証をしっかりとやっていることだろう。例えば皮をなめすのに犬の糞を使っており、犬の糞を集める職業まであった(だから、犬を飼っている人は基本的に自分の飼い犬の糞は拾わなかった)なんてこととか、殺人事件も親告罪なので訴える人が居なければ裁判にならない(!)とか、監獄では見せ者にされる刑があるとか、知っている人にはたまらないネタが散見される。

 という感じの、歴史とミステリが好きな方にはたまらない作品。


関連書籍:
死体はみんな生きている死体はみんな生きている
(2005/01/27)
メアリー・ローチ

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推理小説 | 2014/03/16(日) 19:43 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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