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1391冊目 三国志〈第1巻〉
三国志〈第1巻〉 (文春文庫)三国志〈第1巻〉 (文春文庫)
(2008/10/10)
宮城谷 昌光

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評価:☆☆☆☆


 なんとも迂遠な小説である。三国志と言えば、劉備・関羽・張飛が桃園で義兄弟の契りを結ぶ桃園の義、曹操との熾烈な争い、孫権との同盟と抗争と言った物語を思い浮かべるだろう。しかし、本書にはその誰一人として出てこない。何故か?一巻では、まだ彼らが生まれる前の時代を書いているからだ。

 本書での実質的な主人公は、曹操の祖父で後漢4代の皇帝に仕えた宦官の曹騰である。三国志前夜から説き起こすのであれば、党錮の禁からで十分と思うのに、なぜ曹騰を取り上げたのだろうか?

 それは恐らく、三国志の状況を現出させたのが、外戚・宦官・官僚の三つ巴の争いだったので、宦官が強大な力を握るようになった契機でもあり、かつ官僚が勢力を伸ばすようになった時代だからだろう。三国志は、こうした中で起こった。宦官が外戚である大将軍何進を殺害し、それをきっかけに袁紹が宦官を誅滅する。帝位にあるのは権力を行使できないほど幼い少帝。では、権力は誰が握る?官僚しかいない。

 官僚の力の増大という大きな歴史の流れに加えて、この時代から取り上げるのは、もう一つの意味があろう。それは、曹操に関わる。前述の曹騰は、曹操の祖父である。と言っても、曹騰は宦官なので子供は作れない。そこで、曹嵩という養子を迎えている。

 当時の政治は乱れに乱れ、国庫が空となったのを売官という制度で維持しようとしていた。見ての通り、官位をカネで売るのだ。この売官を利用し、曹騰は曹嵩を三公と呼ばれる官僚のトップ、太尉に付ける。その額、一億銭。曹操はその曹嵩の息子であり、コネを利用して出世していた。(自称)皇族の落ちぶれた末裔で何ら力のなかった劉備や、地方で成り上がった孫堅とはスタート地点が違う。この辺りの流れをも書きたかったのだろう。

 では、前史を延々と書いているから面白く無いのかというと、そうはならないのが著者の凄さ。

 宦官と外戚が力を持つ中、皇帝権力は衰えていた。中には外戚によって弑逆された者まで居たくらいだ。魑魅魍魎が跋扈する様な宮廷にあって、後の順帝に誠心誠意仕える曹騰。そして、先帝の死によって、命がけのクーデターで順帝即位にこぎつけるあたりは手に汗を握らせる。

 順帝は、それなりに名君の素質を持った人物だった。惜しむらくは、彼が早世してしまうことであろう。残された幼い子が帝位に登るとなると、お定まりのコース、外戚が権力を握るということになる。この時の外戚のトップにあったのが、後世に悪名を伝えられる梁冀。本書が描くのは、彼が遂に権力を握るところまで。

 権力闘争の激しい後漢王朝を描いた意欲作。三国志がより分かるようになりそうな、そんな一冊。ただ、彼の文章、やっぱりあまり好きじゃないのだよなぁ……。
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その他小説 | 2014/03/10(月) 19:38 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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