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1387冊目 親たちの暴走 日米英のモンスターペアレント
親たちの暴走 日米英のモンスターペアレント (朝日新書)親たちの暴走 日米英のモンスターペアレント (朝日新書)
(2008/03/13)
多賀 幹子

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評価:☆☆☆


 モンスターペアレント、と呼ばれる存在がいる。ウィキペディアでは"学校などに対して自己中心ともいえる理不尽な要求をする親を意味する"と定義されている存在だ。この現象、日本だけではなく、他国でも発生しているらしい。本書は、サブタイトル通り、日本・アメリカ・イギリスにおける親の暴走を取り上げたノンフィクションである。

 まず、非常識な親が多いことに驚く。私も2人の子を持つ親として、教師相手だろうが譲れないことはある。納得行かない場合には学校側とも徹底して争うつもりだ。しかし、本書で取り上げられているのは実に些細な事で、学校にとんでもないクレームを付ける。

 例えば子供の給食から☓☓の食材を取り除けというクレーム。アレルギーで生死に関わるからというのではない。子供が嫌いだからとなると、唖然とする。あるいは、自分の子が学芸会で主役になれないのはおかしいとか、ピアノ演奏に選ばれなかったのは贔屓だとか、どこまで脳みそお子様なんだよとのが挙げられている。こんなクズを見ていると日本の民度は低いなぁと思ってしまう。いやはや、教師は大変だ。

 一方で、教師の側に問題がある場合もある。著者の娘は、水泳の授業の後で必ず覗きに来る男性教諭(そんな奴は無期懲役くらいにはして欲しいと言いたいところではあるが、女子校とかだと「まだ着替え中でーす」とか言って授業の開始を遅らせるテクニックを使うということもあってややこしい)が担任だったという。生徒は生徒できちんと自衛していたというが、それでは済ませられない問題だろう。

 教師が特に問題だったのは、何と言っても中野富士見中学いじめ自殺事件であろう。陰湿なお葬式ごっこといういじめに担任含め3名の教師が加担し、しかも担任は"担任教師らは自分の身を守るために、担任を行っていた生徒らに対し自殺した生徒について口止めするように言っていたことも発覚。他にもいじめを知っていながら教育委員会などに対し報告も行わなかったり、自殺後に開かれた聞取調査では自殺した生徒に原因があるかのような発言まで行っていた"(ウィキペディアからの引用による)というのだから世も末だ。自殺した生徒の絶望を思うとやりきれない。

 こうした場合に親が堂々と学校と渡り合うのに問題などありはしないだろう。というか、こんなクズを教師にしないでくれ。息子の通う学校でも、スパッツを履いてきた女子生徒が教師に叱られたが、その理由は「前の学校ではスパッツが禁止されていたから」だったという目も当てられないようなもので、そんな教師が威張るためルールに従う必要なんて無いと思うわけであります。

 確かに、異常な要求を突きつける親はいる。しかし、モンスターペアレントを生むのは学校側の不誠実な対応であるという側面もある。本書は、その間をつないで、学校と保護者の間をスムーズに繋いでいくことが重要であり、そのために何ができるかという提言を行っている。理不尽な要求と、正当ではあるが学校には不利な指摘との区分はしっかりしなければならないし、後者をモンスターペアレントとして扱うのは建設的なものにはならないだろう。

 後半は、アメリカとイギリス事情を取り上げる。大学生の子供の授業選択やら、寮のルームメートへまでクレームを付けるというのだから、あちらの親も相当どうかしている。そういう親はヘリコプターペアレントと呼ばれるらしい。就職先にまで親が電話をかけて子供の待遇改善を要求するなんてこともあるらしい。そんなのは、子供が自分の才覚でやるものだよ。やはり、そういう人は不利になっていくというが、さもありなん、である。イギリスでは教師への暴力が増えているとの由。いやはや、権利意識ばかり強い親には困ったものだ。

 モンスターペアレント問題について、親側ばかりを問題視するのではなく、学校側にも問題があるという視点があるところが良い。他国の事情も記すことで、日本を相対化して捉えられるところも魅力だろう。学校と関わる人には是非読んでみて欲しい。
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ノンフィクション | 2014/03/06(木) 19:55 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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