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1384冊目 分散型エネルギー入門
分散型エネルギー入門 (ブルーバックス)分散型エネルギー入門 (ブルーバックス)
(2012/05/22)
伊藤 義康

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評価:☆☆☆


 311の地震に引き続く福島第一原発事故で、原発のリスクの大きさから反原発を唱える人が随分と増えた。では、代わりのエネルギーはどうするのか?多くの人は夢物語を追い求めているが、本当に脱原発を目指すのであれば、現実的に考えなければならない。本書は間違いなくそのヒントを与えてくれるものだと思う。

 と、結論めいたことを書いてしまったが、分散型エネルギーとは何かというと、小規模で地産地消するエネルギーのことだ。発電効率は確かに悪くなるかもしれないが、そもそも遠距離から送電を行うと、数パーセントは損失となる。熱力学で習う通り、発電の際にもロスがある。そのロスは、利用しにくい熱エネルギーとなって環境へ放出されるものだ。

 地産地消は、まず送電ロスを極小化することが可能である。そして、捨てるしか無かった熱をも利用することで、従来なら損失となっていたエネルギーすら利用することができるのだ。

 地産地消は素晴らしい!

 といって済ませられれば良いのだが、問題は、地産地消の主役となる再生可能エネルギーは、エネルギー密度が低すぎることであろう。その分、数で稼がなければならない。ということは、投資額が大きくなって、元が取れない=誰も手を出さないということになりがちだ。

 それでも利益が出せそうな再生可能エネルギーの導入ポテンシャルはこんなものらしい。

太陽光発電(住宅系):7,520
太陽光発電(非住宅系):15,000
陸上風力発電:28,000
洋上風力発電:160,000
中小水力発電:1,400
地熱発電:1,400
原発一基:100(参考)
単位:万kW


 原発一基は理論上の最大値だとしても、これはデカイ!たった14基で、日本中に地熱発電所を作るのと同じエネルギーが得られる。

 現実問題として、中小水力発電や地熱発電は量が少なすぎる。原発の代替は不可能だな。太陽光も、これを得るには膨大な太陽光パネルが必要で、やっぱり現実味は一欠片も存在しない。夜間は発電できないし。となると、洋上風力発電を開発しないと、原発依存から脱却することは不可能ということだ。

 というわけで、脱原発を目指すにあたって、現実的なのは洋上風力発電を大量生産して量産効果で大幅コストダウンすること以外には無さそうだ。問題はその技術がないことで、であるからには、当面の間、原発は欠くことのできない技術である。私に言わせれば、それだったら風力発電に投資するより全電源喪失となってもメルトダウンを起こさない次世代型原発の開発にリソースを割く方が遥かに素晴らしい、ということになるが。

 私の意見はどうでもよいとして、本書はこうした分散型エネルギーにはどのようなものがあって、どんな利点があって、どれくらいの賦活量があるのかということを丁寧に解説してくれている。エネルギー政策を考えるに当たり、こうした前提を知るのは大切なことなので、脱原発を真面目に考える人こそ読んで欲しい。

 ……とか言いつつ、期待はしていないけど。脱原発を唱える人の欠点は、定量的な議論をしないことにある。東海村JCO臨界事故で亡くなった方の悲惨さをもって、放射線は危険だというのはナンセンスである。私も彼らの死は痛ましいし、最先端の治療を施しても死に行くのをただ遅らせるしか無いという現実には慄然とするものがある。しかし、それは、例えば交通事故やら化学プラントの事故と同じだ。

 放射線の害も、最終的には量の問題である。多量に浴びれば確実に死ぬとしても、少量であれば害が確認できないレベルに過ぎまい。だから、害にならない程度であれば被曝だって問題はない。皆様も農薬まみれの国産野菜食べてるでしょ?なんで体を壊さないかというと、単純な話で、微量過ぎて害にならないから、だ。放射線だけ特別扱いする理由にはならない。原発を推進する側に与するにせよ反対するにせよ、こういう点もきちんと把握して欲しいものだ。
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技術 | 2014/03/03(月) 19:14 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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