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1382冊目 家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生
家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生 (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A す 2-1)家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生 (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A す 2-1)
(2010/10/07)
鈴木 大介

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評価:☆☆☆☆


 家出少女を泊めてあげればセックスできる、というような類のSPAMメールを受け取ったことはないだろうか?件名を見て、荒唐無稽だと思っていた。居るとしても、週末に東京で遊ぶために田舎から飛び出てきた女の子のことだと思っていた。本書を読むまでは。

 虐待や貧困のため、帰る家のない子供が、相当な数に上るという。本書は、そんな家のない少女たちへのインタビューをまとめたものだ。

 まず一人目。のっけからこうだ。
 「虐待は、すごかった。本当にお母さん、怖かった。まず朝起こされるでしょ?椅子が飛んできて、起きるんだよね。おなかの上とかに落ちてきて、ウッてなって。そんなんが毎日。首締められて気絶して、気づいたらウンチもらしてて、それでトイレに閉じ込められたり。あと台所に入ったらまな板で鼻潰されるぐらい殴られたり……」
(P.18より)


 こうした子供たちが、逃げ場がないまま放置されているというのがおかしい。逃げ出したら?彼女らが生きていくための資金を得るには、売春以外存在しないのは自明のことだ。

 読んでいて、彼女たちをこんな状況に追いやった人々に腹を立て、それでもしぶとく生きようとする彼女たちに心を打たれ、そして、様々な事情で潰れていく姿に胃が溶けるような思いをさせられる。

 義父に強姦された少女もいれば、頭蓋骨が陥没するほど殴られた少女もいる。あるいは、同級生に無理やり売春をさせられたり、親から生活保護の出る18歳が過ぎたらお前は要らない、20になったら保険に入って自殺しろと言い放たれる子供の姿を見ると、心が痛む。

 この状況は、本当におかしい。世界でも屈指の経済大国がこれでは、何のための豊かさなのか。著者は後書きにおいて"綺麗事と嗤う人もいるかもしれないが、まず母子家庭の母親に対する就業支援等の公的扶助を充実させれば、家出に関する問題の幾分かは一気に解決するだろう"と述べる。その通りだろう。その為であれば、税率が上がるのだって構わない。家にいると命の危険があるからと、援交という名の売春でその日を凌ぐような子供たちが1人も生み出されないように、社会が動いていくべきだと強く思う。

 本当に切ないのは、援交で自分の父親くらいの男性に抱かれた少女たちが、その間だけの温もりを嫌っていない場合があること。彼女たちが幼いころ、きちんと抱きしめて、愛情を伝える親に恵まれなかったためだ。『神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く』でも同じような子供たちがいて、心が抉られる思いをした。

 社会にあるリソースは、限られている。それが子供の福祉に使われるよう、選挙の際には注意していきたいし、身近で虐待があったら、できるだけのことはしていきたいと思わずに居られなかった。




関連書籍:
神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)
(2010/04/24)
石井 光太

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ノンフィクション | 2014/03/01(土) 19:42 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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