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1381冊目 エディアカラ紀・カンブリア紀の生物
エディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))エディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))
(2013/11/12)
土屋 健

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評価:☆☆☆☆☆


 表紙を飾るアノマロカリスの化石を見てしまったら、もう読まない訳にはいかない。

 地球上に生物が生まれたのが何時なのか。はっきりしたことは分からないが、それは30億年前とも40億年前とも言われる。しかし、その殆どの時代は、多くの人にとって面白く無いものだろう。なにせ、単細胞生物ばかりなのだ。ようやく多細胞生物が現れてくるのが、約6億2000万年前から5億4200万年前のエディアカラ紀である。

 そして、何と言っても面白いのが、エディアカラ紀に続くカンブリア紀。この時代、突如として多様な多細胞生物が一挙に生じたように見える。しかも、それらの生物は、デザインが実に奇抜で、今の生物との連続性を感じさせないものなのだ。碩学スティーブン・ジェイ・グールドは、彼の名を一躍有名にした『ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語』において、この時代の生物は今の時代の生物とは根底からして違うところがあると主張した。古生物学者でさえそう思ってしまうほど、奇妙な生物群だった。

 例えば、2本の触手で獰猛にあらゆる生物を襲う最大の捕食者アノマロカリス。あるいは、5つの目とゾウの鼻のような奇妙な器官を持つオパビニア。はたまた、背中に大量の刺を生やしたハルキゲニア。世界中の海に広がった三葉虫も、この時代に生まれている。

 これらの生物が、実際にはどのようにして生きていたのか?何をしていたのか?その最新の研究結果がこの一冊に凝縮している。

 かつてグールドが述べたような、カンブリア紀の怪物たちは現生の生物とは関係のないもので、自然界が多様なデザインを実験的に繰り出したものだという考えは、怪物と現生の生物をつなぐ進化のラインが見えてきたことで崩壊した。その点、カンブリア爆発を専門に研究したサイモン・コンウェイ・モリスの『カンブリア紀の怪物たち』の方が正しかったということだ。

 それでも、どうしてカンブリア紀に多彩な生物が生まれたのかという謎は残る。それについては、極めつけに面白く、知的好奇心を刺激してやまない『眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く』が大いに参考になる。この時代、生物は眼を獲得するのだ。眼の誕生がどうして爆発とも形容されるほど急激な生物進化を生んだのか、是非ともこちらを読んでみて欲しい。

 ともあれ、このカンブリア紀は、多細胞生物の世界を方向づけたという点で興味深い。ある生物は眼を得、ある生物は甲冑や刺で重武装し、また別の生き物は逃げる方法を得た。その一つのあり方が、脊椎の誕生だ。不勉強にして知らなかったが、なんと原始的な魚類である無顎類がこの時代に生まれていたという!我々脊椎動物の遥か先祖がこの時代にはしっかり生きていたとは実に面白い!しかも、陸上にも生物が進出していたと聞いて驚きも増すばかり。

 遥か昔のことがこんなにも分かっているということに改めて驚く。生物の多様性と不思議さを実感させてくれる一冊。図版がとても多く、奇妙な生物群がどのような姿だったのかイメージさせてくれるのも嬉しい。古生物ファンの皆様、これは"買い"ですよ!


関連書籍:
オルドビス紀・シルル紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))オルドビス紀・シルル紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))
(2013/11/12)
土屋 健

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眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
(2006/02/23)
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ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)
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カンブリア紀の怪物たち (講談社現代新書)カンブリア紀の怪物たち (講談社現代新書)
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地球史・古生物・恐竜 | 2014/02/28(金) 19:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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