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1370冊目 奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」
奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」
(2010/09)
ジョン ガイガー

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評価:☆☆☆☆


 南極横断を目指したイギリスのシャクルトン隊は、その大きな野望は挫折を余儀なくされた。分厚い氷によって、乗船は南極大陸に辿り着く前に破壊されてしまったのだ。無線で救助の飛行機を呼べるような時代ではない。最寄りの陸地は遥かに遠く、彼らにあるのは救命ボートだけ。普通に考えれば、彼らの命運は尽きたはずだ。彼の名を伝説にしたのは、この窮地から全員を生還させたことだ。

 南極大陸周辺の荒れ狂う海をボートで渡り、無人島に着いたシャクルトンは、他のメンバー2名と更に救援を求めるために海に乗り出す。だが、ようやく辿り着いた島は、港とシャクルトン達の漂着したところを2000メートル級の山が画していた。そのため、彼らは山を超え、決死の旅を余儀なくされた。

 その最後の道中、シャクルトンには4人目のメンバーが感じられてならなかったという。

 不思議な経験をしたのはシャクルトン1人ではない。911で貿易センタービル南棟84階から生還したディフランチェスコは何者かの声に導かれるままに炎に包まれた階段を3階分駆け下りた。彼が脱出した直後にビルは崩壊したという。

 ケイブダイビングで便りの命綱を見失った女性が、ボートで海を彷徨い九死に一生を得た冒険家が、高山でパートナーを失いながらも生還したクライマーが、同じような経験をしている。まるで自分を見守り、時には貴重な助言までしてくれるような存在を感じる、という。有名どころでは、シャクルトンの他に大西洋無着陸単独横断飛行に成功したチャールズ・リンドバーグもそうだった。

 このように、極限状態において居るはずのない他者を知覚することを"サードマン現象"と呼ぶ。本書は、このサードマン現象について広くまとめたものだ。

 本書を読むと、驚くほど多くの人がサードマン現象を体験していることがわかる。サードマンの助言を受け入れることで奇跡の生還を遂げた事例からは、あたかも天使のような超自然的な存在が人の命を救ったと感じられてしまうほどだ。

 最も、サードマンの助言を受け入れて死んでしまった人の話は残らないので、論理的な話ではないが。

 特筆すべきは豊富な実例だ。海で、陸で、空で、宇宙で、極限状態に置かれた人はサードマンを感じる。それは、恐らく人の脳に深く刻まれた現象なのだろう。それほどまでに脳は孤独を避けるようにできているという話かもしれない。実際、本書で紹介されているサードマン体験者の中には、自分の体験が脳の生み出したものだと確信している人も居る、という。

 安易にオカルトに流れていないのは素晴らしい。守護天使やら祖先の霊やらに原因を求めるのは簡単だろうが、それでは説得力に欠ける。著者は様々な事例を元にサードマン現象を説明しようとする。その冷静な姿勢には好感が持てる。極限状態においてどのようなことが起こるのか、その不思議な世界に迫ったノンフィクション。極地探検等のノンフィクションが好きな方には是非お勧めしたい。
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ノンフィクション | 2014/02/12(水) 19:03 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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