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1360冊目 精神鑑定とは何か―責任能力論を超えて―
精神鑑定とは何か―責任能力論を超えて―精神鑑定とは何か―責任能力論を超えて―
(2010/10/29)
高岡 健

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評価:☆☆☆☆


 幼馴染が精神科医になっている。ヤツは常に私よりちょっと頭が良かったのだが、ここにきて差が一気に開いた感じだ。仕方がないので、「精神科って半分はオカルトだよな」なんて言ってからかっている。

 精神科の仕事の1つ、精神鑑定が客観的なものではないというのが最も劇的な形で露見したのは、まず間違いなく東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人、宮崎勤についてのものだろう。なにせ、鑑定結果が見事に別れてしまったのだ。それも、3通りに。

 多重人格のような単なる医原病を実在する病気と勘違いしてしまう精神科医の存在もまた、同様に精神科がまだまだ主観に頼った(つまり、医者がそれまでの人生で身につけた偏見)で診断されるという現実を示している。脳は複雑過ぎる。脳内の電気信号の遣り取りにすぎない意識を知るには、電気信号の遣り取りそのものを知らなければならない。それは、現実問題として不可能だ。

 それでも、実際に犯罪が起こって、犯人とされた人物が得体のしれないことを言ったり、行動に首尾一貫性が欠けていれば、その人物が責任を負えるのかを調べなければならないし、それは精神科医を置いて他に無いだろう。

 本書はそんな精神科医が、精神鑑定とはどのようなもので、どこに問題が潜むかを述べている。で、私がこれまでつらつらと書いてきたことは、余り本書では取り上げられていない。何故か?私が興味を持っているのは正常と異常の境界の問題で、その領域において安易に異常という判断がなされていると感じられる点だ。

 一方、もう明らかに裁判を理解していない、獄に下されても何故そこに居るのか分からない、極端な場合には『累犯障害者』にあるように自分が刑務所にいることすら理解していない囚人も居る。彼らは、法の背後にある思想から鑑みれば、獄に下されるべきではない。刑務所がセーフティーネットであるというのは間違っていると思う。

 難しいのはその中間領域で、精神に異常があることは分かる。しかし、それが犯罪に影響したかどうかは分からない、という場合。あるいは、責任能力はあったとしても、裁判の当事者となる能力が無い、あるいは受刑者として意味が無いという場合もある。自分が何をしたかも分かっていない人を罰することは究極の無意味だ。

 本書を読んで、思っていた以上に精神鑑定は難しいと思わされた。"情状鑑定を多くすべき"という主張のように、著者と見解が異なる点は多々あるが、問題点を挙げてもらい、そこにどんな問題が潜んでいるかを教えてもらえたのは有難い。責任能力に終始しないのも、視点を広げてもらったような気がする。


関連書籍:
累犯障害者 (新潮文庫)累犯障害者 (新潮文庫)
(2009/03/30)
山本 譲司

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医学・脳・精神・心理 | 2014/01/28(火) 19:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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