カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1355冊目 ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話
ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話 (平凡社新書)ワニと龍―恐竜になれなかった動物の話 (平凡社新書)
(2001/05)
青木 良輔

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 恐竜と最も近縁の爬虫類だったワニは、鳥類以外の恐竜を滅亡させた白亜紀末の大絶滅をもくぐり抜けて、今も生きている。そのワニが、中国で神話ともなっている龍であったと言われたらどうだろう?私は、何を言っておるのかと思ったものだ。しかし、本書の指摘をつぶさに眺めると、その主張は正しいのかもしれないと考えを改めさせられた。

 "龍"は会意文字で、"立"の部分は力を封じ込めるための部位で、残りの月を右回転で横に倒し、右側は左回転で横に倒すと、大きな口で背中に装甲を纏ったような形になる。なるほど。となると、十二支の動物のうち、龍だけが架空の生物だと思っていたが、ワニがその正体だとすれば全てが実在の動物であったことになる。無理矢理感は解消される一方、ちょっと残念な気もするが。

 殷代は黄河にもワニが生息していたのは間違いないらしい。環境の変化か人による捕殺か、いずれが原因か分からぬが、ワニの絶滅後に、漢字が表象する相手が変わっていった、というのが本書の指摘である。で、これが意外と説得力があって驚かされる。

 ところが、このワニについては概説書すら無い状態だと言う。著者は編集部から"児童書を除けば日本で初めてのワニの本である"というのだから驚きだ。

 本書から見えてくるワニの姿は、人を襲う獰猛な爬虫類というイメージからは程遠い。いや、確かにイリエワニのように、大型で、人を襲った記録のあるワニはいる。しかし、ほとんどのワニは人を襲わないというのは意外だ。動物は自分より大きな生き物は積極的に襲おうとしないのを考えれば不思議でもないのだろうが、相手が爬虫類だからとちょっと偏見があったのだろう。

 アリゲーター系とクロコダイル系の見分け方だとか、クロコダイルの先祖は陸生のワニでアリゲーターは水陸だったとか、今まで知らなかったワニの違いを教えてくれるのも嬉しいのだが、白亜紀末のカタストロフで絶滅と生存を分けたものが何かという仮説はもっと面白い。

 恐竜絶滅が隕石衝突によってもたらされたという説は私も支持しているのだが、衝突説が物語る衝突直後の地球の姿は、とてもワニほどのサイズの生き物が生き残れるようには見えなかった。

 しかし、隕石の衝突あるいは火山活動の激化によって大気中に大量に放出されたチリが太陽光線を遮ることで、ビタミンDの体内合成に強いUV照射を必要とした恐竜は滅亡し、彼らの影に隠れて夜の世界に生きていたためにビタミンDの合成にUVを必要としなかった生き物が生き残った、というのは面白いではないか。だとすると、夜行性だった哺乳類が生き残るのも道理だ。

 他にも、ディノニクスは爪を武器にしていた訳ではなく、樹上性の生物だったといいうような驚くべき指摘が幾つかあり、それまでに作り上げてきた偏見を打ち破ってくれた。著者の意見を鵜呑みにするわけではないが、新たな視座を与えてくれたことには素直に感謝したい。
関連記事
スポンサーサイト

生物・遺伝・病原体 | 2014/01/20(月) 19:09 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。