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1348冊目 昆虫食古今東西
昆虫食古今東西昆虫食古今東西
(2012/07/25)
三橋 淳

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評価:☆☆☆


 昨年、国連食糧農業機関(FAO)という耳慣れない機関が発表した報告書が話題を読んだ。何故か?それは、昆虫食を勧めるものだったからだ。それによると、昆虫は栄養価が高く、そして美味である、という。ムシだからといって忌避するのはもったいない。特に、人口増が問題である現代においては。

 実際には、世界の各地で、昆虫は食料として用いられてきた。本書は、そうした記録を集大成したものである。古今東西を名乗るだけのことはあり、日本は勿論、アジア、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアと、それこそ世界中の昆虫食を取り上げている。

 実に多くの昆虫が食料として用いられてきたことに驚いた。日本でもよく聞く、イナゴは世界中で食されてきた。"バッタはマダガスカルの先住民にとっては重要な食料であり、そのため、二つの部族が戦闘している最中に、たまたまバッタの群れが飛来したときは、双方戦闘を中止して、バッタ採りに専念したほどだという"(P.116より引用)となると、どれだけ好きなんだと思う。しかし、本書で繰り返し書かれているところによれば、エビやカニの味に近いというのだから無理もないだろう。昆虫が甲殻類から進化してきたことを感じさせる話だ。

 アリをすりつぶした野草に混ぜて食べると酸味が付加されて食べやすくなるという、蟻酸を料理に使う方法も初めて知った。実に合理的である。アリの仲間というのでは、ハチの子も広く知られた食材である。ただ、私はミツバチを使うのだろうと勝手に思い込んでいたので、クロスズメバチであると聞いて驚いた。

 『シロアリ――女王様、その手がありましたか!』でも触れられていたシロアリも、やはり世界中で食料として用いられてきたそうである。

 面白いのは、頭部だけを食べる民族が居るかと思えば、腹部だけを食べる民族もいる、といったところ。食文化というとおり、本当にこれは文化だと感じさせられる。

 チョウやガの幼虫、つまりは芋虫や毛虫も広く食されている。毛虫は毛を焼いてしまえば食べられるというので、狩猟採集においては食べられるものはなんでも利用していると感心させられる。

 イタリアあたりではチーズの中で育ったウジを食べるというのは知っていた。しかし、このウジを生きたまま飲み込むと、蝿蛆症に犯されることがあるというので、体験される方は良く噛んでいただきたい。

 で、この辺りは分かるのだが、セミやカメムシやカブトムシやナナフシの、それも幼虫じゃなくて成虫となると驚く。少なくとも、美味しそうには思えないなぁ(笑)。

 最終章は、薬用昆虫についてまとめている。有名な冬虫夏草のように昆虫そのものではない漢方薬も含まれるが、ゴキブリやナナフシといった昆虫もやはり薬として用いられているそうである。抗癌作用という視点からは、肝臓癌にはワモンゴキブリやチャバネゴキブリといったゴキブリ類が効くらしく、これはもう嫌う一方じゃダメかもとも思ったものである。

 イチゴミルクのあの赤色を出すために使われる色素がコチニールカイガラムシというムシから取ると知っただけで忌避反応を示す人にはとても向いた本だとは言えないだろうが、昆虫の持つ豊かな可能性(昆虫には迷惑だろうけど^^;)を教えてくれる本だと言えよう。


関連書籍:

シロアリ――女王様、その手がありましたか! (岩波科学ライブラリー 〈生きもの〉)シロアリ――女王様、その手がありましたか! (岩波科学ライブラリー 〈生きもの〉)
(2013/02/07)
松浦 健二

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ノンフィクション | 2014/01/11(土) 19:03 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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