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1322冊目 鞭打ちの文化史
鞭打ちの文化史 (中田耕治コレクション)鞭打ちの文化史 (中田耕治コレクション)
(1994/10)
中田 耕治

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評価:☆☆☆


 鞭打ちと言うと何を思い浮かべるだろう?交通事故で後ろから追突された時になる状態?うん、そうですよね。ただ、この本はそれとはほんのちょっと違うことを取り上げている。鞭で人を打つ、あるいは打たれることの歴史である。

 今ではSMくらいでしか出てこなそうな話ではあるが、元々は刑罰あるいは拷問であったに違いない。それはいつしか、祭祀的な意味合いを持ち、そして性的な意味合いをも持つようになっていく。

 例えば、スパルタでは若者たちが鞭で打たれていたが、最も多くの鞭打ちに耐えた者は誇りに満ちた存在であったというし、やや呪術めくが、若い女性は多産を祈って手のひらや下半身を鞭で打たれた。

 やがてキリスト教がヨーロッパを覆うと、彼の受難を追体験したいという人々が現れた。鞭打ち苦行僧と呼ばれた人々だ。だが、彼らに向ける著者の視線は冷たい。

(中世のキリスト教社会では)自己懲罰としてみずからに鞭打ち、自分の敬虔な勇気を試し、ほかの人にしめす鞭打ちが行われた。私は、こうした行為に崇高さを見ない。むしろ、本人たちは気がついていないにしても、そこにはあきらかにサド・マゾヒスティックな衝迫がひそんでいたと見る。鞭打ちという方法によってしか自分の信仰の篤実さを証明できなかったキリスト教社会に私は共感をもたない


 同感である。鞭打ち苦行なんかはいかにも痛そうで、苦痛に耐えているように見えるが、"苦痛に耐える自分はキリストを再現しているのだ"という自己陶酔が見えて嫌だ。

 本当に色々調べたのだろう。歴史の中で見られた鞭打ちを多くの事例を交えながら解説していく。ただ、快楽としての鞭打ちがいつ生まれたか、その答えはない。恐らくは、宗教的な情熱のような、他のものと渾然一体になって生まれてきたので、区分することができないのであろう。

 その現代的な姿を知るために、著者はAV撮影現場やストリップ劇場を訪れ、レズビアンのプレイを眺め、という研究も重ねたそうだ。ううむ、羨ましいような羨ましくないような、悩ましい感じだ。

 ともあれ、鞭打ちの様々な側面が描かれているので、その世界がお好きな人は楽しめるだろう。勿論、歴史のことであるが。

 元は『S&Mスナイパー』に連載されていたそうである。これまで読んできた本からの知識にすぎないが、一般論として性的逸脱とされるものに吸引されるのは知識階級が多い、という。それを考えれば、『S&Mスナイパー』は本論を発表する格好の場であったかもしれない。SMとは何ぞやという問いは極めて知的な領域に属するものだから。

 私としては碩学鹿島茂さんの『SとM』の文章のほうが読みやすく、頭に残りやすかった。私はどちらかというとほんの少しばかりS寄りの気質を持っているのではあるが、痛そうなのはダメなのだ。なので、本書で描かれる具体的なというか痛そうな行為のところははやや飛ばし読みした観がある。そう。やはり、大切なのは恥じらいです(きっぱり)。

 と、少なからぬ人をドン引きさせたところでこのへんてこなレビューを終わりにすることにする。
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ノンフィクション | 2013/12/08(日) 19:45 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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