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1321 冊目 ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実
ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実ナチを欺いた死体 - 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実
(2011/10/22)
ベン・マッキンタイアー

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評価:☆☆☆☆


 1943年4月30日、スペインの漁村沖で1人の男の死体が浮いているのが発見された。イギリスの軍服を着て、腰から伸びたチェーンには黒いブリーフケースが括りつけられていた。男の名は、ウィリアム・マーティン。海軍少佐であり、密使として機密情報を携えて前線に向かう途中だった。

 スペインは、第二次世界大戦において名目上は中立国であったが、心情的には新独派であることが広く知られていた。ブリーフケースは密かに開けられ、中に収められていたものの情報はドイツ側に流れた。何がドイツ側に伝えられたのか?それは、連合軍が欧州で攻勢をかけるにあたり、サルディーニャ島とギリシアを主戦場とする予定であり、陽動作戦としてシチリア島を攻撃する、というものだった。

 孫子に"客、水を絶りて来たらば、これを水の内に迎うるなく、半ば済らしめてこれを撃つは利あり"と説かれているように、敵前での上陸作戦は被害が極めて甚大となる。東部戦線で後退を強いられているドイツ軍は、連合軍に手痛いしっぺ返しをするために、サルディーニャ島とギリシアの防御を固める。

 そんな中で、連合軍の大艦隊が攻めて寄せた。シチリア島へ。

 そう。これは、本当の攻撃地点であるシチリア島から目をそらさせるためのイギリスの謀略だったのだ。そもそも、ウィリアム・マーティンなどという人物は存在すらしなかった。スペインにおけるドイツの諜報機関の動きを把握し尽くしたイギリス情報部の見事な勝利だった。

 本書はこの謀略作戦の全貌を描いたノンフィクション。

 死体をどうやって調達したか。謀略だと悟られないようにどのような努力が払われたか。そこには、諜報戦のあらゆる側面がある。そして、それは同時に人間心理に関するあらゆる側面も含まれる、ということだ。なんとなれば、謀略は、まず相手に誤った情報を信じこませるところにこそポイントが有るのだから。

 多くの人の命を賭けた作戦故に、微に入り細を穿つ工作は小説顔負けであり、面白さが際立つ。事実は小説よりも奇なりというのはここでもまた真実であった。

 作戦の立案には、007シリーズで知られるイアン・フレミングが関わっていたり、有名なソ連の二重スパイ、キム・フィルビーが現れたりと、登場人物が豪華であるのも物語を面白くさせている。

 諜報戦の実態を垣間見せてくれるノンフィクション。無知な私はミンスミート作戦を知らなかったので、大戦の重大転換点でこんなことがあったのかとひたすら感心しながら読んだ。インテリジェンスや現代史に興味がある方は楽しめると思う。
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ノンフィクション | 2013/12/07(土) 21:29 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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