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1319冊目 オスは生きてるムダなのか
オスは生きてるムダなのか (角川選書)オスは生きてるムダなのか (角川選書)
(2010/09/18)
池田 清彦

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評価:☆☆☆☆


 著者は、構造主義生物学者として、エッセイストとして知られている。もっとも、本はエッセイの方がずっと売れているだろうから、エッセイスト池田清彦に触れたことがあるという人は多いだろうが、科学者池田清彦に触れた人は少数派かもしれない(ちなみに、圧倒的多数派は著者のエッセイも科学論も読んだことがない人であろう)。

 もし貴方が多数派なら、実にもったいない事であると思う。いや、あるいは羨ましいと言うべきか。なにせ、まだまだ彼の読む本があるのだから。

 本書は構造主義生物学の見地から見た性のあり方を書いた本である。どうして性があるのか。その説明として、多様性の確保という説は、この分野に興味がある方ならご存知だろう。本書は、もうちょっと踏み込む。単細胞生物がどのようにして性を獲得したか、といったところまで。

 それによると、環境の変化や感染症対策として、有性生殖によるバリエーションの確保は確かに大切なのだろうが、遺伝子の修復もそれに劣らず重要であることが分かる。というのは、遺伝子にエラーが起こってしまった場合、自分の持つ遺伝子だけで次世代を生む単為生殖ではエラーが蓄積するばかりだ。一方、有性生殖で異性から遺伝子を受け取る場合、自分のエラーを相手の遺伝子が補修してくれることが見込める。

 性を得ることで我々は快感を得たわけだが、副産物として死も持つことになった。この辺りの流れも丁寧に説明してくれているので、エクスタシーは小さな死であるという言説もあながちウソではないという気になる(笑)

 もう一つ著者が熱弁を振るうのは、減数分裂という奇跡だ。

 有性生殖を語る上で、この不思議な現象は避けて通ることが出来ない。もし減数分裂が起こらなければ、子の世代は両親の世代の倍の遺伝子を持つことになり、孫の世代は4倍、曾孫は8倍、玄孫は16倍と、たった10世代で1024倍にもなってしまい、細胞内はムダな遺伝子で溢れてしまう。だから、親の持つ2nの遺伝子を一旦nに分け、nとnがくっついて2nに戻るということをやっている。この重要さを、この程度の分量の本できっちり説明してくれる本は少ないので、そういう点で価値が高いと言えよう。

 こうした事柄を、生物界で見られる不思議な行動を多数紹介しながら説いてくれるので、読んでいて実に面白い。生物の多様な生き方に感心しているうちにどんどんページが進んでいき、しかも不思議な行動の裏にある背景までしることができる、とてもお得な本である。エッセイしか読んだことが無い方は、是非とも一度、きちんと科学を語る著者の姿を見てみて欲しい。
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生物・遺伝・病原体 | 2013/12/04(水) 22:20 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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