カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Skywriter

Author:Skywriter
あまり一般受けしない本ばかりが好きと言う難儀な管理人です。
お勧めした本を面白いと思ってもらえると最高です。

BK1書評の鉄人31号。
鉄人


宣伝目的以外のあらゆるコメント、TBを歓迎します。

↓ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してください。


にほんブログ村 本ブログへ


kids goo弾かれサイトですので閲覧はご注意を。頭が悪いのが伝染する恐れがあります。
notforkids.jpg

FC2カウンター
最近の記事
Tree-Arcive
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
巡回先

にほんブログ村 本ブログへ



うちの子も元捨て犬です。今はすっかり我が家の一員。甘えるのは下手だけどとっても可愛い子です。

Skywriterさんの読書メーター

ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
ブログ内検索
RSSフィード
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 | --/--/--(--) --:-- | |

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

1309冊目 マヨナラ
マヨラナ―消えた天才物理学者を追うマヨラナ―消えた天才物理学者を追う
(2013/05/25)
ジョアオ・マゲイジョ

商品詳細を見る

評価:☆☆☆


 あれ?どこかで著者の名前を見たぞ?と、必死に記憶を取り戻すべく励むこと幾星霜、遂に思い出したのは、グーグル先生のおかげ。抜群に面白かった『光速より速い光 ~アインシュタインに挑む若き科学者の物語』の著者ということ。絶賛していたのにこの体たらくでございます。ともあれ、著者の書いた本なら面白かろうと手に取った次第。

 マヨラナの名を知る方は、専攻していたのでないならば、相当物理に興味がある人であろう。私はその名を知らなかった。

 1938年3月26日の夜、本書の主人公であるエットーレ・マヨラナは姿を消した。シチリア島のパレルモからナポリに向かう船上から。彼が天才物理学者であったことから、単なる自殺説の他に、行方を眩ましたのだ、外国に拉致されたのだ、という説が飛び出した。もっと、遥かに荒唐無稽な説まで。その真相は、今日に至るも明らかになっていない。

 陰謀説には現実味がないとして、ではマヨラナはどうして自殺にしろ行方を眩ましたにしろ、窮地の人々の前から姿を消すことにしたのか。それには、マヨラナの生涯に迫らなければならない。

 というわけで、本書はエットーレ・マヨラナという稀代の天才が、いかにして才能を育み、何を成し遂げ、そして消えるに至ったかに迫ったノンフィクションである。

 この有名とは言えない人物(有名な概念で彼の名を冠されているのはマヨラナニュートリノくらいだ、という)が、20世紀最高の科学者の1人、エンリコ・フェルミが及びもつかないほどの天才であったと言えば、その凄さが分かるだろうか?

 1900年代の前半は間違いなく物理の時代で、驚くような発見が次々と為されていた。そんな中にあって、マヨラナは時代の最先端を行く発見をし続けた。それなのに、彼はそれを論文に纏めることすらしなかった。彼にとって、それらは簡単な計算に過ぎなかったから。

 そして、物理の世紀はまた、暗い時代へも繋がっていた。1つは、世界を覆った戦争、そしてもう1つは、戦争と密接な関係がある発明、即ち原爆へと。

 物理学者たちは、ウランに中性子をぶつけると、核分裂によって複数の中性子が発生することを知った。核分裂で発生した中性子が、また別のウラン原子を分裂させ、そして新たに発生した中性子が、と、この経路はどこまでも続く。膨大なエネルギーを生み出しながら。それが恐るべき威力を持つ兵器となることを、マヨラナは知っていただろうか。それが、失踪の一因なのだろうか?

 本書でも、その答えは出ない。マヨラナがどうなったのか、また、マヨラナが予想した世界観は正しいのか。前者は永遠に解かれることのない謎であろう。後者はどうか?それは、きっと今後の物理学が解き明かしていくに違いない。つまり、本書で我々が知ることが出来るのは、過去の考えと、未来の理論をつなぐ現在の混沌とした状況を知ることに過ぎない。でも、それが自然科学の面白さであろう。20世紀の物理が成し遂げた偉大な発見の数々に興味が有る方は楽しめるのではないか。


関連書籍:
光速より速い光 ~アインシュタインに挑む若き科学者の物語光速より速い光 ~アインシュタインに挑む若き科学者の物語
(2003/12/26)
ジョアオ・マゲイジョ

商品詳細を見る
関連記事
スポンサーサイト

ノンフィクション | 2013/11/20(水) 23:07 | Trackback:(0) | Comments:(0)

献本サイト レビュープラス

ランキングに参加しています。面白いと思ったら押してくださいませ。
(ランキングサイトが立ち上がります。不快でしたら無視して下さい)
にほんブログ村 本ブログへ

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。