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1307冊目 狼の群れと暮らした男
狼の群れと暮らした男狼の群れと暮らした男
(2012/08/24)
ショーン エリス、ペニー ジューノ 他

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆☆


"ロッキー山脈の森の中に野生狼の群れとの接触を求め決死的な探検に出かけた英国人が、飢餓、恐怖、孤独感を乗り越え、ついには現代人としてはじめて野生狼の群れに受け入れられ、共棲を成し遂げた稀有な記録を本人が綴る。"


 表紙にこんな文章を持ってくるなんて、もう反則技としか思えない。野生の狼の群れと暮らしただって?そんなの読まないわけに行かないではないか!そんな軽いノリで読み始めたのだが、これが想像以上に重厚なノンフィクションで、ぐいぐいと引き込まれてしまった。

 まず、著者の幼年時代から話が始まる。小さな農村で色々な動物に囲まれて生活してきたこと。犬を愛し、キツネの排除に反対していた子供時代。ひょんなことから所属することになった軍隊生活について。そんな中で、ボランティアとして参加した動物園に居た狼が彼の人生を変える。ここで感じた狼への情熱は止み難く、いよいよロッキーへと向かうのである。

 冗長なようでありながら、こうした経験が無ければ著者が狼に受け入れられることは絶対に無かったことを考えると、必須の過程であることが分かる。

 幾多の辛苦の末、著者はなんとか狼と接触することに成功する。言葉の通じない外国人の中に放り込まれたなんてレベルの話ではない。相手は、我々人類とは生き方も、仲間との接し方も全く異なるルールに支配された存在だ。もちろん、安易な擬人化など役に立たない。むしろ、そんなことをすれば群れに入れてもらえるどころか、胃袋に入れられてしまうだろう。

 狼がどうやって群れを作るか。メンバーはどのような役割を果たすのか。どうやって子育てをするのか。

 こうした問いの答えを、群れの外から探るのは難しい。なにせ、決定的なシーンに居合わせることがそもそも至難の業だ。ところが、著者が選択した、最下層のメンバーとして群れに加わる方式では観察が極めて容易なことが分かろう。

 だからこそ、彼の目を通して語られる狼の姿は実に面白い。

 例えば、攻撃するときに戦闘に立つのがリーダーかと思っていたらそうではないという。むしろ、リーダーは群れを生きた形で残すために自分は戦いに参加しないというのである。攻撃に向かうのはベータと呼ばれる存在で、アルファと呼ばれるリーダーは支持を出すだけなんて、まるで参謀組織のようではないか。また、アルファオスが必ずしもメスとつがいになるわけでもないとは知らなかった。その他のハーレムを作る動物と違うところが実に興味深い。

 群れのありかたや、仲間同士でのやりとりあたりも実に面白いのであるが、とても書ききれるものではないので興味が湧いた方は是非本書にあたってみて欲しい。

 著者による狼論は、専門家の意見とと食い違うことも多いと言う。しかし、野生で2年間、飼育下においてライフワークとして密着し続ける著者の意見が重いことは事実だろう。彼らがそうしようと思えば、著者の命はあっという間に奪われることを考えればその凄さが分かろうというもの。

 狼がどのような生き物かを知れば、彼らの存在と、彼らの子孫である犬が益々凄い生き物だと感じるようになると思う。私としては、増えすぎたシカ対策として、狼を導入するのも悪くはないのかもとちょっと思った。もっとも、ハイキングに行って彼らに遭遇するような事態は避けたいが(笑)
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ノンフィクション | 2013/11/15(金) 19:52 | Trackback:(0) | Comments:(2)

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はじめまして。
ブログ村からお邪魔しました。
ちょうどこの本を読んだばかりだったので、レビューをわくわくしながら読ませていただきました。
いやぁ、本当に面白い本でしたね。
ショーン・エリスの狼に対する情熱と愛情に一気に引きこまれて、はらはらしながら読了しました。
人に生まれても、人よりも動物により深いシンパシーを感じる人が、洋の東西を問わず一定数いると思うのですが、ショーンはまさにそういう人だと思いました。
私のなかにも多少なりともそういうところがあるので、共感するところが多かったです。
2014/10/15 水 09:23:00 | URL | 早百合 #tHX44QXM編集
早百合さん初めまして。コメントありがとうございます!
ちょっと古い記事だったので気づくのが遅くなりました。申し訳ありません。

本当に面白い本でした。それにしても、歯磨きすら断ってオオカミの群れに入り込むという著者のスタンスには驚かされるばかりです。
オオカミを自然に返すべきと訴える、『捕食者なき世界』も面白かったのでお勧めです!
2014/11/03 月 00:19:51 | URL | Skywriter #-編集
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