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1293冊目 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち
寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)
(2013/08/10)
公益財団法人 目黒寄生虫館

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 そこに行けば多くの寄生蟲がいると言うよ。誰もみな行きたがらないが貴重な世界。その地の名は目黒寄生虫館。本書は、"世界でただ一冊の寄生虫のビジュアルブック"を名乗る本である。

 寄生虫とは不思議な生き物だ。彼らの先祖は独立した生計を営む生物だったはずなのに、他の生物の体内に潜り込み、免疫等の抵抗を掻い潜って生き続ける。酷い場合には宿主に死をもたらして。彼らは、人をも狙っている。例えばマラリアは現在も人類最大の問題である。

 本書では多くの寄生虫を取り上げ、彼らがどのような環境で、どうやって生きているかを解説してくれている。

 サナダムシ、ギョウチュウ、カイチュウといった有名どころ、マラリアやツェツェバエが媒介する致死的な眠り病の原因であるガンビアトリパノソーマの姿もある。あるいは、漢方薬として使われる冬虫夏草や、世界最大の花であるラフレシア(花粉の媒介にハエを使うので、とても臭いらしい)も。そして、日本でも多くの死者を出していた日本住血吸虫にも多くのページが割かれている。

 特におぞましい思いをさせられるのは、他の生物を体内から食い尽くす種であろう。本書ではゴキブリの天敵であるエメラルドゴキブリバチが取り上げられているが、コヤツはゴキブリを刺して大人しくさせると巣穴に引きずり込み、その体に卵を産み付ける。孵化した幼虫は、行きたままのゴキブリを貪り食って成長するのだ。狩り蜂にしばしば見られる生態ではあるが、こんな話を聞くと我らが天敵Gにも同情する気持ちが湧いてくる。とか言いつつ、部屋に出たら毒ガス戦で殲滅するのだけど(笑)

 生活環の複雑さ、不思議さで言えば日本住血吸虫も捨て難い。この凶悪な寄生虫は人間を最終宿主とするが、中間宿主はミヤイリガイである。生活環の特定の時期に、特定の宿主の中に居なければ成長できない。そんな幸運を掴めるのは(寄生された人には大変な不幸に遭遇するのは)、確率的には極めて低い。だから、彼らは猛烈な数の卵を生む。それが体内に出るために血管を傷つけるのだ。

 こうした寄生虫病と戦うためにこそ、寄生虫博物館は存在する。敵を知り己を知れば百戦危うからずと言うが、そのための貴重な最前線、寄生虫の本拠へ攻め込むための貴重な橋頭堡と言えよう。疫病を制圧する営みに興味が有る方は読んでみては如何だろうか。

 尚、本年は日本住血吸虫の中間宿主がミヤイリガイであることが発見されて100年に当たる年だという。日本は唯一この寄生虫を排除した国だ。その成果を、是非とも他国のためにも役立ててほしい。それこそ意義のある国際協力だと思う。



 本書はブクレコの輝ける星、樽井さんのレビューで知りました。ありがとうございます。
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生物・遺伝・病原体 | 2013/10/25(金) 19:43 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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