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1292冊目 フーコーの振り子―科学を勝利に導いた世紀の大実験
フーコーの振り子―科学を勝利に導いた世紀の大実験フーコーの振り子―科学を勝利に導いた世紀の大実験
(2005/10)
アミール・D. アクゼル

商品詳細を見る


評価:☆☆☆☆


 かのガリレオ・ガリレイは宗教裁判にかけられ、地球の周りを太陽が回っているという教会が認める概念を受け入れざるをえない立場に追いやられた。その無念さを慮った人が、ガリレオが「それでも地球は回っている」と呟いたという話を作り上げたのは無理もないことであろう。だが、それでもジョルダーノ・ブルーノよりはマシだと言わねばならない。なにせ、彼は異端の罪で生きながら焼かれたのである。

 地球が太陽の周りを回っているという事実が世に受け入れられるようになるまで、多くの苦痛があったのだ。何故か?それは、地球が回っているという確たる証拠が存在しなかったからだ。は精々、他の惑星の謎めいた逆行からの推論が正しさへの道につながっていた。そう。かの有名な、フーコーの振り子の実験までは。

 本書は、地球の自転を鮮やかに示したフーコーの生涯に迫るノンフィクションである。物語は振り子を作り上げるところから始まり、時を遡る形で過去のフーコーの研究と、その後の生涯を描く。

 驚くべきなのは、フーコーが実に多彩な才能を発揮していたこと。写真術や通信でも多大な功績を上げていたとは知らなかった。

 それなのに、彼は不遇だった。それは、彼が科学の専門家として認められていなかったからだ。その偉大な功績を思えば、科学界が示した度量の狭さには呆れるばかりである。彼らの姿は真理の探究者等ではなく、既得権益にしがみつく排他的な特権階級のそれに見える。皮肉なことに、元々は彼らが教会に独占されていた知を人の手に取り戻す原動力なった、言わば反動的な存在だったというのに。

 ともあれ、フーコーの活躍は、人々が持つ宇宙へのイメージを永久に変えることに成功した。そのことに興味を持つ1人の人物が、フーコーの不遇な生涯を一変させる。その人物こそ怪帝・ナポレオン3世である(彼に関しては鹿島茂さんによる素晴らしい評伝『怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史』を強くお勧めします)。

 画期的な実験、不遇からの起死回生の抜擢、そして速すぎる死。どれもドラマチックで、とても面白い評伝になっている。しかも、科学関係の本では定評のあるアミール・D・アクゼルさんが著者なので、調べは十分。子午線計測(こちらに関しては『万物の尺度を求めて―メートル法を定めた子午線大計測』がお勧め)等の脇道にそれながら知の世界を広げてくれるのが素晴らしい。

 科学史や天文学史に興味が有る方にはお勧めです。

関連書籍:
怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史 (講談社学術文庫)怪帝ナポレオン三世 第二帝政全史 (講談社学術文庫)
(2010/10/13)
鹿島 茂

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万物の尺度を求めて―メートル法を定めた子午線大計測万物の尺度を求めて―メートル法を定めた子午線大計測
(2006/03/23)
ケン オールダー

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科学者 | 2013/10/24(木) 19:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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