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1276冊目 人間はどこまで耐えられるのか
人間はどこまで耐えられるのか (河出文庫)人間はどこまで耐えられるのか (河出文庫)
(2008/05/02)
フランセス アッシュクロフト

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評価:☆☆☆☆


 灼熱の砂漠にも、極寒の極地にも、富士山山頂を上回る高度にも近代文明が発達する遥か前に人は進出してきた。そして、今では宇宙にまでその滞在可能な地域を広げている。だが、どこまで人は耐えられるのだろうか?

 著者はオックスフォード大学の生理学部教授。この話題を語るのに最適な人物と言えよう。

 本書はまず、著者がキリマンジャロに登って猛烈な高山病に襲われるところから始まる。標高5896mのこのアフリカ大陸最高峰は、ルートとしては単純で、わずか3日で登ることができるらしい。短期間で登れることが、むしろ高山病を誘発している。

 ところが、キリマンジャロはおろか、世界最高峰のエベレストの山頂ですら人跡未踏後ではない。むしろ、エベレスト山頂は登山シーズンには渋滞ができるほどだ。(史上初のエベレスト登頂を果たしたエドモンド・ヒラリーに因んで名付けられたヒラリーステップと呼ばれる隘路がある)

 どうして人は高山病にかかるのだろうか?それは、人の体が低圧による酸素吸収能力の低下に耐えられなくなるからだ。エベレストより高い山があれば、そこはもう生理学的に人間の手の届くところではなくなる。

 高みを極めたら、次は深さだ。人はどこまで深く潜れるのか。暑さには?寒さには?あるいは、どれくらいまで速く走ることができるのだろう?宇宙空間ではどのような困難があるのか?

 こうした問題に、著者は実に丁寧に答えていく。本書を読むと、やはり極地に生きるのは相応の苦労がひつようなのだとつくづく感じる。高地に生きる人々も、潜水を職業とする人も、人間が日常生活を送るにはぎりぎりの状況にあるのだ。

 危険と隣り合わせであるという、生体的なメカニズムをとても丁寧に説明してくれているのが良い。しかも、専門知識を生かしつつ、専門的になり過ぎないという絶妙なバランス感覚と、話題を広く世界から漁ってきているので、読んでいて飽きることがない。冒頭のキリマンジャロ登山もそうだが、日本の海人や温泉の話が出てきたり、宇宙滞在の筋力低下以外の問題点を教えてくれたりと、自室に居ながらにして世界を冒険した気分になれる。

 最終章では、人間という括りではなく、生物がどこまで耐えられるかにも踏み込んでいる。人間なら即死しそうな高温、極低温、乾燥、高圧、強酸、強アルカリ、真空。極限に耐えられるのは勿論ほとんどが微生物なのだが、生物のしぶとさと、彼らの先祖が辿ってきた過酷な道のりについつい思いが行ってしまう。

 人間の強さと限界を教えてくれるので、冒険物語が好きな方ならとても楽しく読めると思う。
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医学・脳・精神・心理 | 2013/09/19(木) 00:34 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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