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![]() | ”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) (2006/08/30) 野村 美月 商品詳細を見る |
評価:☆☆☆☆
文学作品を文字通り食べて味わう天野遠子さんを探偵、ではなくてその引き立て役に据えた"文学少女"シリーズの2作め。遠子さんは事件に首をつっこみたがるけれど、洞察力は余りないのだ。それなのに行動力はあるから困ってしまう(笑)
そんなわけで、遠子さんによって無理やり文学部に引きずり込まれた井上心葉が事件解決に巻き込まれ、探偵役として活躍する。
このシリーズの特色は、事件のモチーフとなる文学作品があること。それなら安心して読める。なにせ、文学がベースなら私にとってネタバレは無い。
本作では、学校で怪談話が持ち上がる。文学少女の遠子さんはお化けが苦手なのに首を突っ込み、1人では怖いからと当然心葉を巻き込む。お化けの正体は何なのか?
遠子の弟が出てきたり、心葉に心を寄せるっぽい同級生が出てきたりと、新キャラが登場するので物語に幅が出てきているかな。
途中まで全く役に立たない遠子が、最後の最後で持てる文学知識を駆使して事件のあらましを語るシーンはなかなかの迫力。ウンチクが好きな方にもたまらないかも。本作では世界的な名作がモチーフになっているので、それが何なのかを想像しながら楽しむのが良いと思います。
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