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1268冊目 孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生
孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)
(2012/11)
前野 ウルド浩太郎

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評価:☆☆☆☆☆


 皆さん、この本は本っっっっ当に!面白いですよ!私のレビューなんて読まなくて良いから是非とも、是非とも読んでみて下さい!!つい感動が先走ってしまったが、それくらい面白い。こんなに本を読んで興奮するのは久しぶりだ。

 蝗害をご存じだろうか。天を埋め尽くさんばかりのバッタの群れが嵐のように襲来し、あらゆる植物を食い尽くして去ってしまうという恐怖の災害である。勿論、蝗害が去った後には飢饉が人を襲う。

 この蝗害を起こすバッタは、極普通のバッタと同じ生き物だ。バッタの個体密度がある境界を超えると、我々が見る緑色の孤生相と呼ばれる状態から、大型で黒みを帯びた群生相へと変わる。跳躍力は孤生相から大幅に上昇し、遥か遠方にまでその害をもたらす。黒い悪魔と称されるのも無理は無い。

 蝗害が絶大な害を与える故、バッタは様々な研究の対象になってきた。その世界に、1人の頼もしい研究者が加わった。それが著者、前野ウルド浩太郎さんである。

 名前の"ウルド"は、研究で向かった先のモーリタニアで研究所のババ所長から与えられたもので、最高敬意のミドルネームとのこと。アフリカでバッタ研究に身を捧げる覚悟のサムライに与えられた名誉の名である。

 話が逸れた。

 本書は、前野さんがバッタ研究で新たに明らかにしてきたことをメインに、どのような研究生活を送っているかを添えて送る学術系エンターテイメントである。

 バッタはどのような生を送るのか?孤生相から群生相に変わるのに決定的に必要なものは何なのか?

 1つの疑問に対して答えが出てきたと思えば、その過程で次々と新たな疑問が生じてくるようで、読者の前には次々とバッタの不思議な生態が明らかにされていく。定説をひっくり返す知的興奮がこちらにも伝わってくるので、読んでいてワクワクさせられる。

 個人的には、孤生相から群生相に変わるには接触刺激が大切であることを示した実験の件が本当に面白かった。仮説を立て、検証し、反証に備える。どれも丁寧で、しかも分かりやすいのが本当に素晴らしい。

 しかも、文章が一々面白いのだ。バッタのライフサイクルを説明する前の枕はこうだ。"バッタがどのように体内で卵を作り、産卵し、その卵から孵化してくるのかは皆さんすでにご存じかと思うが"

 知ってるのなんて専門家だけでしょう(笑)そう断ってから丁寧に説明してくれるのが良い。


 あるいは、研究で使うために黒のマニキュアを100均に買いに行った時の心の叫び。

"「おばさん違うんです。私には女装する趣味はありません。これはすべて研究のためなんです。信じてもらえないと思いますが、まさかのバッタの複眼を塗り潰すためなんです」"
とか面白すぎる(笑)

 で、買い終わって、"よし、これで目潰しができる"って、どういうことかと(笑)

 兎に角、読者を楽しませようとする気概にも溢れていて、専門性はかなり高いにも関わらず、大笑いしながら一気に読んでしまった。ムシが苦手な方にも、是非とも読んで欲しい。そして、陰ながら著者の研究生活が実り多きものであることを願ってやまない。そして、本書の続編を出して欲しいと切に願うのであった。

 尚、著者はブログを運営されているようなので、興味がわいた方はまずはこちらを訪れてみるのが良いと思います。砂漠のリアルムシキング
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生物・遺伝・病原体 | 2013/09/06(金) 19:47 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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