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1265冊目 アフリカ 苦悩する大陸
アフリカ 苦悩する大陸アフリカ 苦悩する大陸
(2008/05)
ロバート ゲスト

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評価:☆☆☆☆


 列強による植民地支配は、将にその植民地を争った第二次世界大戦という巨大な破壊のエネルギーによって終焉を迎えた。荒廃した自国の復興に力を注がなければならなくなったため、権力の空白を衝く形で次々と植民地は独立を遂げる。それは、アフリカも例外ではなかった。1950年台後半からは独立ラッシュと言って過言はない。

 それから凡そ50年が過ぎた。それなのに、アフリカは、まだ貧しいままだ。

 例えばジンバブエ。独立しても、土地の多くは白人が握っていた。ムガベ大統領は、権力掌握直後こそ白人と黒人にバランスをもたらそうとしていたが、やがて白人から無理やり土地を奪う方向へ進む。

 確かに、白人の大土地所有者は、その先祖が武力を背景にその地位を得ていたかも知れない。しかし、彼らには技術と知識があった。その彼らから全てを奪い、黒人だからというだけの理由で技術も知識もない人間に与えればどうなるか。予想通り、大規模な食糧危機が起こってしまった。レーニンとスターリンが進めた自称改革と同じ末路だった。

 本書にはこのジンバブエを筆頭に、苦しみ続けるアフリカの国々の姿を追っている。ある国では独裁者が国中の富を独占し、ある国では汚職が蔓延して行政すら円滑に進まず、ある国では民族や出身地が異なるグループが熾烈な内戦を行い、ある国では疫病の封じ込めに失敗し、またある国ではこれら悲劇が幾つも起こった。

 なぜ、アフリカにはこんなにも失敗国家が溢れているのだろうか。これまでは、その答えは簡単だった。植民地支配を行った国のせいにすれば良かったから。

 しかし、著者はアフリカが貧しいのは為政者のせいだ、と指摘する。

 なぜそう考えるのか?本書にはその実例が、至る所に出てくる。他人を信用するための基板が存在しない社会がある。そこでは、自力であらゆることをしなければならない。家を建て、服を作り、食べ物を取り、調理する。しかし、それでは全てが中途半端になる。それを端的にこう指摘する。

 "私の家は、私が会ったこともない何百万人もの人々のネットワークの産物だ。世界の貧しい人々に必要なのは資本主義だ。"

 貨幣経済の優れたところは、価値を客観的にできるところだ。それによって、労働と金銭を代替できる。金銭は他人にも価値があるから、他人の労力の結果(それは家だったり食べ物だったり家電製品だったりする)を手に入れることができる。つまり、財産が代替性を持つから、我々は今の快適な生活を得ることができている。ということだ。

 援助ですら無駄に終わる。独裁者が独り占めするだけだから。そして、多くの人々も、知らぬ間に自分の首を締めるだけの営みに加担する。『ブラックホーク・ダウン―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』の世界だ。

 アフリカが、その持てる資源に見合っただけの発展を遂げるには、彼の地の人々たちが自分でなんとかしなければならない。

 著者はそのために、資本主義や門戸開放を強く訴えている。そのグローバルスタンダードへの系統っぷりは、もしかすると読者を鼻白ませるかも知れない。それはむしろ、アフリカを更に搾取することにはならないか、と。しかし、著者の答えはノーだ。『エコノミスト』の著者として7年間アフリカの各地を回った著者だけに、説得力は大きい。

 今の独裁者に、改心など期待できない。であるからには、人々が変わっていくしか無いだろう。そして、前途洋々とは行かないにしても、吉兆は見られるようには思う。アフリカが輝きを取り戻す日が近い将来訪れることを願ってやまない。



関連書籍:
ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)
(2002/03)
マーク ボウデン

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ノンフィクション | 2013/09/02(月) 22:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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