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1264冊目 スウェーデンはなぜ強いのか
スウェーデンはなぜ強いのか (PHP新書)スウェーデンはなぜ強いのか (PHP新書)
(2010/07/16)
北岡 孝義

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評価:☆☆☆


 タイトルを見て、なんとなく冬戦争を思い、いやいや、それはフィンランドだろと思い直した次第であります。

 改めてスウェーデンについて知っていることといえば、福祉が充実しているIKEAで有名な北欧の国という他には、せいぜいグスタフ・アドルフ王とノーベル賞の授賞式がスウェーデンのストックホルムで開かれるくらい。それでは話にならないというわけで読んでみた。

 福祉によって国民が手厚く保護されているとなると、どうしてもソ連のような悲惨な失敗を思い浮かべがちだが、スウェーデンは失敗国家からは程遠い。確かに、福祉は物凄く手厚い。本書を読めば、失業した際のセーフティーネット、教育、医療、介護、いずれも日本を遥かに上回っていることが分かる。

 その福祉を確保するために、税金は高い。

 では、その高い税金を忌避すべきなのだろうか?スウェーデンの姿を見れば、そうも思えなくなる。そもそもカネが必要なのは生活のためであるが、そのうちの教育、医療、介護はしっかり国が出してくれるとなったらどうだろう?万が一の事態に対し、個々人が備えるなら、保険やら貯金やらにカネを回すしか無い。一方、国がその面倒を見てくれるという信頼感が有れば、貯められているだけの資金は流動化し、経済を動かすことになる。

 そうなると企業活動はどうなるのだろうと思っていたが、そんなものは解決済みのようだ。企業活動はかなり自由であり、また、セーフティーネットがしっかりしているからリストラも容易であるため、人材の流動性は激しい。それは優秀な人が適材適所に配されることを意味するだろう。

 IKEAやH&Mのように、安価でありながら品質の良い商品を生み出す企業の存在の背後にも、彼らなりの思想があるのが分かる。

 福祉を重視しながら資本主義をしっかり守るというバランス感覚は絶妙と思う。そして、そのバランスは、国民の高い政治意識によってもたらされているという指摘は重い。彼の国では投票率は毎回80%を超えるそうだし、政治活動に使ったカネは1クローネに至るまで領収書が義務付けられている、という。政治の透明性が確保されているところも見習いたい。

 北欧の小国と片付ける訳にはいかない存在感を持った国なのだということを教えてくれた。勝手なイメージを打ち砕いてくれるのが心地よかった。そして、見習うべきことが沢山ありそうなところも良い。政治に携わる方には、是非ともスウェーデンの良い所を学んで欲しい。

 福祉を重視しなくても良い。だが、少なくとも政治への関心の高さはどうやって維持されているのかと、政府の透明性をどのように確保しているか、それは学んで損することは絶対にないと思う。最後に、著者のまとめを引用して終わりにしようと思う。

 われわれ日本人は、スウェーデンから何を学ぶべきであろうか。ここまでくれば、もはや明らかであろう。われわれ日本人が学ぶべきは、スウェーデンの個々の具体的な福祉政策ではなく、福祉政策をうまくワークさせているスウェーデンの国民の制度や政治に対する信頼だ。信頼という無形の社会資本である。そして、その信頼がどのように形成されているかをスウェーデンから学ぶべきだ。(P.184)
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ノンフィクション | 2013/08/30(金) 19:05 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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