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1263冊目 書き替えられた聖書―新しいモーセ像を求めて
書き替えられた聖書―新しいモーセ像を求めて (学術選書)書き替えられた聖書―新しいモーセ像を求めて (学術選書)
(2010/12)
秦 剛平

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評価:☆☆☆


 聖書は、単一の人物が作り上げたものではない。何人もの人が伝説を書き連ねてきたものだ。だから、その時代時代に受け入れられていた物語や常識や偏見が聖書には入り込んでおり、もとの姿を取り戻すことなど不可能になっている。

 どの部分が何時の時代に(可能であれば誰によって)書き加えられたかを探る研究を、聖書学という。で、その聖書学なのかと思ったらちょっと違った。本書は、1世紀のローマに生きたフラウィウス・ヨセフスが記した『ユダヤ古代誌』で語られるモーゼの物語を取り上げ、これがどれほど五書と呼ばれる経典と異なるかを論じたものである。

 本書をよめば、まだキリスト教化していないローマにおいて、キリスト教を説くことがどれほど大変なことであったか、その苦労が偲ばれる。そのために、ヨセフスはモーゼが犯した殺人・死体遺棄・逃亡には触れない等の工夫を行っている。それは、経典は聖なるもので如何なる書き換えも許さないという立場からすれば許されないことかもしれないが、布教活動においては役立つものであっただろう。

 著者はどこが書き換えられているかを丹念に追っていく。テキストを丁寧に読み比べることで、ヨセフスの意図を把握しているのは見事。

 ところどころにキリスト者ではあり得ない冷めた発言があるのも、非キリスト者である読者には面白いかもしれない。なにせ、冒頭からしてモーゼの物語を出来の悪いフィクションであると断じるのだ。その理由を聞けば納得もするが。少々茶々を入れすぎと感じる点もないわけではなかったが、読んでいて楽しかった。

 ただ、どうやら本書は先行する『異教徒ローマ人に語る聖書』の続編らしく、前著でどうのこうのといった話が出てくるのはちょっと不親切である。なにせ、カバーを見ても続編であることなんてわからないから。

 仮にヨセフスや、ローマにおけるキリスト教の立場について興味がなくとも、モーゼが原典ではどの様に描かれているのか、その物語のどこにムリがあるのかを見るには良いであろう。


関連書籍:
捏造された聖書捏造された聖書
(2006/05)
バート・D. アーマン

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その他歴史 | 2013/08/29(木) 19:50 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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