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1258冊目 古代文明と気候大変動―人類の運命を変えた二万年史
古代文明と気候大変動―人類の運命を変えた二万年史 (河出文庫)古代文明と気候大変動―人類の運命を変えた二万年史 (河出文庫)
(2008/06/04)
ブライアン フェイガン

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評価:☆☆☆☆


 『歴史を変えた気候大変動』で、近い過去にも気候は大きく変動していたことを明らかにしたブライアン・フェイガンが、更にスケールアップして帰ってきた。今度は、人類2万年の歴史と気候の変動を追っている。

 2万年前といえば、まだ人類は農耕を始めていない。人々は今ほど土地に結びつけられておらず、環境の変化があれば新たなる希望の土地を目指して彷徨ったことだろう。そして人類は世界中に散らばった。

 本書を読めば、その拡散の過程において地球規模での寒冷化と温暖化のサイクルが重要な役割を果たしたことが良く分かる。例えば、今よりも寒冷化していた時代、アラスカとシベリアは海で隔てられてはおらず、ベーリンジアで結ばれていた。人類はこの陸橋を渡ってアメリカへと向かったのだ。

 先日読んだ魅力的な生物地理学の書『なぜシロクマは南極にいないのか: 生命進化と大陸移動説をつなぐ』でも環境の変化が生物の拡散をもたらしたとあったが、人類は様々な道具を使った分、より効果的に新たなる地平を切り拓いていった。

 それを、本書では巨大なポンプに例える。気候条件によって人や他の動物が住みやすい時代になることもあれば、とても生活できない過酷な土地へと変貌することも有る。

 何度も繰り返されるサイクルによって、多くの文明が興り、滅んでいった。メソポタミア、エジプト、ローマ、マヤ等々。特に、中世温暖期はヨーロッパには温暖で安定した時代となった一方で、中米には大旱魃をもたらし、マヤ文明を崩壊に追い込んだことは知らなかった。

 本書の魅力はこのスケールの大きさだ。世界各地で大国が興亡を繰り返す背後には環境のダイナミックな変化がある。世界史では英雄や賢者、あるいは愚者たちが縦横に活躍するような印象だが、こうした見えざる力が働いていたのかと思うと年表の見方すら変わりそうだ。

 なにより、今のこの状態が、得難い宝のように思えてくる。

 現代のように気候が極めて安定している状態はむしろ珍しいことが分かる。地球環境は様々な要因で大きく変動し、テムズ川が凍るような寒波が来襲することもあれば、グリーンランドに緑地ができるくらい暖かくなる時期もあった。その不安定なメカニズムは、いまはちょっと一休みをしているだけだ。

 なので、再び地球環境は大きな変動をするだろう。寒冷化するかもしれないし、温暖化するかもしれない。その変化に、恐らく今の技術力は太刀打ち出来ないだろう。グローバル化が吉と出るか凶と出るか。私としては、人類の知恵に希望を持っていたい。



関連書籍:
歴史を変えた気候大変動 (河出文庫)歴史を変えた気候大変動 (河出文庫)
(2009/02/04)
ブライアン フェイガン

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人類の足跡10万年全史人類の足跡10万年全史
(2007/08/31)
スティーヴン オッペンハイマー

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なぜシロクマは南極にいないのか: 生命進化と大陸移動説をつなぐなぜシロクマは南極にいないのか: 生命進化と大陸移動説をつなぐ
(2011/08/22)
デニス・マッカーシー

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環境 | 2013/08/21(水) 20:18 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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