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1230冊目 暗殺国家ロシア: 消されたジャーナリストを追う
暗殺国家ロシア: 消されたジャーナリストを追う (新潮文庫)暗殺国家ロシア: 消されたジャーナリストを追う (新潮文庫)
(2013/05/27)
福田 ますみ

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評価:☆☆☆☆


 ロシアの中小クラスの新聞社、"ノーバヤガゼータ"("新しい新聞"の意)。ここは、次々と記者が亡くなったことで知られる。いや亡くなったではなく、殺された、というべきか。なぜそんな中小の新聞社の記者が次々と殺されなければならないのか。そこには、ロシアの闇が広がっている。

 話はソ連崩壊にまで遡る。ゴルバチョフの改革によって、ソ連には自由な雰囲気が溢れた。しかし、それも反対派のクーデターによって潰えていくことになる。

 エリツィンが熾烈な権力闘争の末にかろうじて権力の座に留まり、大統領選で再選を果たすと、締め付けが始まる。当局に都合の悪いことは報道が許されなくなっていく。報道に対する管制は、プーチンで完成したと言って良い。詳細は本書に譲るが、あらゆる手練手管を使って自由な報道をさせないようにしている。

 また、国民もエリツィン時代の経済崩壊を経験しているので、ロシアを再び強国に蘇らせたプーチンを支持している。

 そんな中にあって、"ノーバヤガゼータ"は歯に衣着せぬ政権批判を繰り返してきた。そして、それが幾人もの死を招いた。特に、チェチェンに関する報道で。

 本書を読むと、ロシアでは古い独裁政治が蘇っているように見えてしまう。なにせ、権力者の意志1つで、人の命すら簡単に奪われてしまう。マフィアのような連中も、政府と癒着することによって同様な力を手にしている。だから、彼らの逆鱗に触れれば、簡単に殺されてしまうのだ。

 そんな世界で、客観報道に徹しようとするのは自殺行為なのかもしれない。本書を読めば、チェチェンの独立派を叩き潰すために、ロシアは常軌を逸した行動まで取っている。テロとの戦いに名を借りた反対派の圧殺が行われているのだ。そして、権力を恐れる者は、誰もあるがままの事実など口にしない。いや、できない。日本に暮らしている身には信じられない現実が有る。

 "ノーバヤガゼータ"の報道を目の敵にする者が少なくないのは分かるだろう。権力に連なる者。そして、偏狭な愛国者。彼らにとっては、自国の軍隊が非合法の兵器まで使って、人質救出よりテロリスト殺害に力を注いだなんて報道は見たくないだろうから。

 ともあれ、既に6人の仲間を喪った"ノーバヤガゼータ"だが、記者達は堂々としたものだ。とりわけ心を打ったのは、このセリフ。「もし私が殺されても、『ノーバヤガゼータ』の同僚達がそのあとを引き継ぐでしょう

 こうした人々の力は、今は弱くとも、やがてロシアの宝となっていくに違いない。やがてプーチンは権力の座から遠ざかる。それと同時に強権的な体質がすぐに無くなるかどうかは分からない。しかし、いずれはそんなことできなくなる世の中が来るはずだ。自由をもたらすのに、きっと彼らの力は役立つに違いない。不幸な政府があっても、堂々と渡り合う気概を持ったジャーナリズムがあることは、その不幸を僅かなりとも薄めているように思えてならなかった。



関連書籍:
自壊する帝国 (新潮文庫)自壊する帝国 (新潮文庫)
(2008/10/28)
佐藤 優

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ノンフィクション | 2013/07/12(金) 19:13 | Trackback:(0) | Comments:(0)

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